千代田化工建設の優先株式償還条件変更に関する合意について
三菱商事株式会社(以下、当社)は、2019年より実施してきた千代田化工建設株式会社(以下、千代田化工)に対する再生支援の枠組みを整理し、当社投下資本の早期回収及び、千代田化工の自立化促進を目的として、千代田化工との間で優先株式償還条件変更に関する合意に至りましたのでお知らせいたします。
当社は2019年5月、千代田化工の事業再生計画推進を支援するため、総額1,600億円(優先株式引受700億円、シニア融資枠900億円)の資金拠出を決定し、経営基盤・リスクマネジメント体制の強化を継続してまいりました。
その結果、事業再生支援の期間中に千代田化工が受注した案件では損失が発生しておらず、当社の関与が経営基盤健全化に寄与したものと評価しています。
さらに、2025年5月に千代田化工が公表した中期経営計画において、海外大型EPC案件中心の既存ビジネスモデルからの脱却を目指す「自己変革」の方針が示されたことは、同社の構造的課題であった収益ボラティリティの低減に資する重要な転換点であると認識しています。
これらの進捗を踏まえ、当社と千代田化工で協議を重ねた結果、このたびの条件変更合意に至りました。
当社が保有する普通株式(86,931,200株)については、千代田化工の自立化促進や業界動向を踏まえつつ、当社資本効率および同社企業価値を総合的に勘案し、今後の適切な保有方針を改めて検証します。
尚、今般合意した優先株式償還条件の変更は、千代田化工の2026年6月開催予定の定時株主総会における定款一部変更の承認を以て有効となります。
<合意の概要>
株価時価連動で変動していた元本償還金額を763億円(※1)に固定し、2026年3月期までの累積未払配当金105億円及び、2026年3月期以降の優先株式配当(年利3%)を合わせた総額約900億円規模の償還を、2026~2028年までの間で進めることで合意しました。
また、2024年に100億円に変更していたシニア融資枠については、優先株式条件変更実行と併せて終了する予定です。
| 現行条件 | 変更後 | |||
|---|---|---|---|---|
| 2026/6~ 2028/6 | 2028/7~ 2029/6 | 2029/7~ | ||
| 配当比率 | 3%(単利)※2 | 3%(単利)※2 | 12%(複利)※3 | |
| 当社の請求による償還価額 | 下記(a)又は(b)のいずれか高い方 (a) 株価※4×(400円+未払配当金※5)÷100円※6 | 436円+ 未払配当金※5 | 436円+ 未払配当金※5 | 436円+ 未払配当金※5 |
| 千代田化工の請求による償還価額 | 同上 | 同上 | 同上 | 下記(a)又は(b)のいずれか高い方 (a) 株価※4×(400円+未払配当金※5)÷100円※6 |
| 当社による普通株式転換請求権 | 行使可能 転換価額:100円※6 | 行使不可 | 行使不可 | 行使可能 転換価額:100円※6 |
- (※1)優先株式1.75億株、償還単価436円/株に対応
- (※2)優先株式1株あたりの配当金400円×年3%
- (※3)優先株式1株あたりの配当金436円及びその時点におけるA種累積未払配当金の合計額 × 年12%
- (※4)償還請求日に先立つ45取引日目に始まる連続する30取引日の東京証券取引所が発表する千代田化工普通株式の普通取引売買加重平均価格の平均値に相当する金額
- (※5)1株当たりA種累積未払配当金相当額+1株当たりA種経過未払配当金相当額の合計額
- (※6)千代田化工定款第11条の7第2項で定める優先株式の転換価額
ニュースリリースに関するお問い合わせ先
三菱商事株式会社 広報部 報道チームTEL:03-3210-2171