英国ウッドスミス肥料資源プロジェクトへの出資参画
三菱商事株式会社(以下「三菱商事」) は、アングロ・アメリカン社(本社:英国、以下「AA」)が英国で推進するウッドスミス肥料資源プロジェクト(以下「本プロジェクト」)への出資参画を決定し、AAと本プロジェクトの事業化調査を実施することに合意しました。
本プロジェクトは、三菱商事がペルー共和国のケジャベコ銅鉱山等でもパートナーシップを組むAAが将来の成長分野と位置付けて2020年より推進しているもので、世界最大規模の豊富なポリへライト資源量を有し、60年超の長期に亘り安定的な事業運営が可能となるポテンシャルを有しています。また、本プロジェクトは英国イングランド北東部に位置し、英国では数十年ぶりの新規大型資源開発案件として期待されています。
ポリへライトは、植物の生育に必要不可欠な6つの必須多量元素の内、カリウム・硫黄・マグネシウム・カルシウムを含む稀少な天然の複合肥料です。過去10年以上全世界で実施してきた肥効試験では、収量増加や土壌改良といった効用が確認されている上、低塩素・生産工程での低GHG排出・有機認定取得といった、従来の化成肥料とは異なる独自の価値を有しています。また、本プロジェクトにて採掘されるポリへライト鉱床は含有量が多く選鉱が不要な為、操業に伴う水の消費量が限定的で、鉱石残渣も発生しないといった環境負荷の低さも特徴です。
今後は、本プロジェクトの開発・操業リスク精査や経済性評価、社会・環境面での影響評価等の事業化調査、及び、市場性の検証や新規需要の開拓を目的としたポリへライトの販売をAAと共同で実施し、権益の買い増し検討含め2028年に予定される最終投資決定への参画の是非を見極めて参ります。三菱商事は事業化調査に必要な費用の一部負担に加え、食品産業・農業関連分野の広範なネットワークや事業投資先での肥効試験機会の提供を通じ、本プロジェクトの事業性評価に貢献します。
肥料資源は、人口増加や食生活向上による食糧需要増加といったメガトレンドに加え、地政学リスクの高まりを背景とした食糧安全保障の重要性の高まり、農業分野における環境負荷の低減、環境との共生といった社会的要請の増大も背景に、中長期的に安定した需要伸長が期待される分野です。金属資源グループがこれまで培ってきた鉱山開発・操業に関する知見・強みを活かせる事業領域でもあり、食品産業・農業関連分野等、営業グループの枠組みを超えた総合力をもって、新たな価値の創出に取り組んで参ります。
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英国ウッドスミス肥料資源プロジェクト サイト -

肥料資源「ポリへライト」
プロジェクト概要
| 事業内容 | ポリへライト鉱山の開発・操業 |
|---|---|
| 所在地 | 英国 ノースヨークシャー(イングランド北東部) |
| 採掘方法 | 坑内掘 |
| 生産開始予定 | 2032年頃 |
| 山命 | 60年超 |
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三菱商事
三菱商事は、世界中に広がる連結対象会社と協働しながらビジネスを展開しています。地球環境エネルギー、マテリアルソリューション、金属資源、社会インフラ、モビリティ、食品産業、S.L.C.、電力ソリューションの8グループ体制で、幅広い産業を事業領域としており、 貿易のみならず、パートナーと共に、世界中の現場で開発や生産・製造などの役割も自ら担っています。
アングロ・アメリカン
本社所在地 :17 Charterhouse Street, London, EC1N 6RA, United Kingdom
事業内容 :世界各国で銅、高品位鉄鉱石、肥料資源を主力として鉱山事業を展開する資源
メジャーの1社
代表者 :Duncan Wanblad, Chief Executive
創立 :1917年
三菱商事のマテリアリティ(重要課題)






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