LNGカナダプロジェクト拡張計画の最終投資決定について

2026年9月29日
三菱商事株式会社

三菱商事株式会社(以下、「当社」)は、出資参画・生産開始済のLNGカナダプロジェクト(以下、「本プロジェクト」)において、プロジェクトパートナーとともに、液化設備の拡張計画について最終投資決定を行いました。今回の拡張により、本プロジェクトの液化天然ガス(LNG)生産能力は年間1,400万トンから年間2,800万トンへ倍増する予定です。

本プロジェクトは、カナダ/ブリティッシュ・コロンビア州キティマットにおいて操業する、同国初の大型LNG事業です。カナダ西部の豊富な天然ガス資源を背景に、日本をはじめとするアジアのLNG主要需要地への航海距離が比較的短いという地理的優位性を有しています。また、アジア向けのLNG輸送において海上交通の要衝を通過する必要がないことから、安定的なLNG供給を実現できる供給源として期待されているほか、今回の拡張計画では、既設の長距離パイプラインや一部の既存プラント設備を活用することで、競争力のあるLNG安定供給を目指してまいります。

拡張計画の実行により、本プロジェクトは日本の年間LNG輸入量(2025年実績:約6,500万トン)の約4割に相当する世界最大級のLNG事業となる見込みです。また、当社は、拡張設備の稼働開始が見込まれる2030年代初頭以降、既存権益分の年間210万トンに加え、新たに年間210万トンのLNG(いずれも当社持分比率15%相当)を引き取る予定です。

天然ガス及びLNGは、相対的に環境負荷が低く、低・脱炭素社会への移行を支える重要なエネルギー源の1つです。今後、経済成長や人口増に加え、AI・データセンター関連需要の拡大等を背景とした世界的なエネルギー需要の増加が見込まれる中、その重要性は一層高まると考えています。

当社は本プロジェクトを通じて、日本を含む世界の需要家へのエネルギー安定供給に貢献するとともに、低・脱炭素社会への移行に必要なエネルギーの供給拡大を推進してまいります。また、本プロジェクトのさらなる価値向上を通じて、西カナダの雇用創出や経済発展と持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

【関連リリース】

【カナダLNG事業】
カナダ天然ガス事業のバリューチェーン

当社は1969年にLNG事業に関与して以来、原料ガスの上流開発から液化、輸送、販売に至るまで、LNGバリューチェーンに関与してきました。
カナダLNG事業では、パートナー各社が、原料ガスを独自に調達した上で、全長670kmのパイプラインを通じて天然ガス液化設備へ輸送し、産出されるLNGを持分比率に応じて引き取ります。



【プロジェクト所在地】

プロジェクト所在地

【プロジェクト完成予想図】
プロジェクト完成予想図

三菱商事のマテリアリティ(重要課題)

三菱商事は、企業理念「三綱領」に基づき、事業を通じて社会の持続可能な発展へ貢献し、価値創造に取り組むことで、社会と共に発展してきました。今後も共創価値を継続的に創出しつつ、当社が解決していく重要な社会課題である「マテリアリティ」を指針として、当社の持続可能な成長に向けた取り組みを強化していきます。本件は、事業活動を通じて目指す「カーボンニュートラル社会と物心共に豊かな生活の実現」に関する6つのマテリアリティの内、特に「脱炭素社会への貢献」と「持続可能で安定的な社会と暮らしの実現」に資する取り組みになります。
脱炭素社会への貢献
自然資本の保全と有効活用
持続可能で安定的な社会と暮らしの実現
イノベーションを通じた社会課題の解決
地域課題の解決とコミュニティの共生
事業推進における人権の尊重

ニュースリリースに関するお問い合わせ先

三菱商事株式会社 広報部 報道チーム
TEL:03-3210-2171