三菱商事

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2011年8月9日

チリにて鉱山向け海水淡水化事業に参画

三菱商事株式会社(以下、三菱商事)は、在チリCAP S.A(以下、CAP)と共同で、鉱山向け海水淡水化事業に、日本企業として初めて参画しました。
 
三菱商事は、CAPとともに運営するCleanairtech Sudamerica S.A(以下CAT)を通じ、チリ アタカマ砂漠の南、コピアポ地区の海岸に海水淡水化プラントを新設の上、同プラントで造った淡水を、パイプラインを通じて、約80km離れた新規開発中のセロネグロノルテ鉄鉱山に、2013年より、約20年間供給いたします。事業資金は約1億8千万ドル(約150億円)であり、うち、約3分の2をプロジェクトファイナンスで賄う予定です。
 
チリ北部の一部地域では、近年、降雪量が減少し、地下水の不足が深刻化しています。同地域において、地下水は、産業用水だけでなく、生活用水や農業用水としても利用されているため、新規に鉱山を開発する際には、地下水ではない代替水源を確保することが、環境許認可の一部要件となっており、海水淡水化の需要が急速に高まっています。
 
三菱商事は、2010年7月に発表した中期経営計画において、地球環境事業を全社戦略分野と位置付け、現在、地球環境事業開発部門にて、水事業を積極的に推進しています。今後、国内や豪州等で展開している水事業の実績とノウハウを活かし、50年来のビジネスパートナーであるCAPと連携して本件推進し、周辺鉱山にも水供給事業を展開する計画です。
 
〔本プロジェクト所在地〕
 
 
 
〔参考〕
1.CAT社の概要
(1)本社所在地 : チリ サンチャゴ
(2)設立           : 2005年
(3)株主構成    : CAP 51%、三菱商事 49%
(4)事業内容    : 海水淡水化による鉱山向け水供給事業
(5)代表者       : Roberto de Andraca A.
 
2.CAP社の概要
(1)本社所在地 : チリ サンチャゴ
(2)設立           : 1946年
(3)事業内容     : 鉱山業・製鉄業コングロマリット
(4)売上高        : 1,994百万US$
(5)従業員数     : 4,250人
(6)代表者        : Jaime Charles C.
 
3.三菱商事の概要
(1)本社所在地 : 東京都千代田区丸の内二丁目3番1号
(2)設 立          : 1950年4月
(3)資 本 金      : 2,033億円
(4)事業内容    : 新産業金融事業、エネルギー事業、金属、機械、化学品、生活産業の6グループに、ビジネスサービス、地球環境事業開発の2部門を加えた体制にて、幅広い産業を事業領域として、多角的なビジネスを展開。
(5)売 上 高     : 19兆2,334億円(連結)
(6)従業員数    : 58,470人(2011年3月末時点、連結)
(7)代 表 者     : 代表取締役社長 小林 健
 
以上

ニュースリリースに関するお問い合わせ先

三菱商事株式会社 広報部 報道チーム
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