三菱商事

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2011年9月9日
三菱商事株式会社

湾岸諸国初の都市交通システム「ドバイメトロ グリーンライン」が開業
世界最長の無人運転鉄道が完成

三菱商事(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小林健)は、三菱重工業株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:大宮英明)、株式会社大林組(本社:東京都港区、代表取締役社長:白石達)、鹿島建設株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:中村満義)、Yapi Merkezi Insaat Ve Sanayi A.S.(本社:トルコ、代表取締役社長:Emre Aykar)の5社と共同で、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイに建設していた全自動無人運転鉄道システム「ドバイメトロ」の第2期工事分であるグリーンラインを今般完成させ、本日、開業致します。今回開通したのは、人口密集地帯であるクリーク周辺の旧市街地を走る全長23kmの路線で、当面は未開業駅2駅を除く18駅で営業運転を行います。2009年9月に開業したレッドラインと2駅で接続し、ドバイの都心部を網羅することとなります。
 
ドバイメトロは、総延長75kmに及ぶ都市交通システムであり、ドバイ空港と海沿いの開発地域を結ぶ第1期工事分のレッドラインと、今回開業したグリーンラインからなります。また、これは無人運転の鉄道システムとしては世界最長となります。グリーンラインとレッドラインを合わせ、急激な人口増加に伴うドバイの交通渋滞解消に大きな役割を果たすことが期待されます。
 
日本企業とトルコ企業からなる5社連合が担当したのは、全自動無人運転の鉄道システム一式と関連の土木・建設工事です。2005年8月の第1期工事着工以降、車両、無人自動制御システム、受変電設備、軌道設備を含む鉄道システム一式の供給を三菱重工業と当社が担当、トンネル、高架、駅舎などの土木・建設工事を大林組、鹿島建設、Yapi Merkeziの企業連合が手掛け、6年間にわたる建設工事がこのほど完了、契約工期内に無事開業致しました。
 
中東諸国では、ドバイに続き、カタール、アブダビ、サウジアラビア等で鉄道網を整備するプロジェクトが計画されるなど、今後も多くの新規案件が検討されております。当社は今回の実績をもとに、これら案件に対しても積極的に取り組んでいきます。
 
 
ドバイメトロ 写真
ドバイメトロ 写真

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