三菱商事

プレスルーム

2013年5月13日
三菱商事株式会社
千代田化工建設株式会社

モンゴル新ウランバートル国際空港の建設工事を受注

三菱商事株式会社(本社:東京都 社長:小林 健 以下、三菱商事)と千代田化工建設株式会社(本社:横浜市 社長:澁谷省吾 以下、千代田化工)は、モンゴル民間航空局より新ウランバートル国際空港の建設工事を受注致しましたので、お知らせいたします。(受注金額:約500億円)
 
本件は、モンゴル国の首都ウランバートル南西約50キロメートルの大草原に、ICAO(国際民間航空機関)の基準を全て満たす、新国際空港を建設するものです。
 
工事範囲には、約300万立方メートルの土を動かす土工事、大型機の離発着が可能な3,600メートル級滑走路の建設、及び年間200万人*の乗降客が利用可能な33,000平方メートルの旅客ターミナルビルの建設に加え、ITシステム、管制システム及びハイドラント給油システム等の国際空港として必要な殆ど全ての空港特殊設備の供給が含まれます。(*日本国内では小松空港の規模に相当)
工事期間は43ヶ月(約3年半)ですが、マイナス40℃にまで気温が下がる冬季は全く屋外工事が出来ないことを勘案すると、実質的な工事期間は28ヶ月(約2年半)という非常にチャレンジングな工程となっています。
 
近年、モンゴル国はその豊富な地下資源や畜産資源を背景に、2011年には17.3%もの経済成長率を遂げており、海外からの渡航者も年々増えております。しかしながら、既存の首都空港であるチンギスハーン国際空港は、その立地により離着陸が一方向に限られ、気象条件によっては、航空機の離着陸が制限されております。
今回の新空港の建設は、渡航者の受入拡大を可能にし、ひいてはモンゴル国の経済成長に大きく貢献する一大プロジェクトであることから、同国は本件に国家予算の10%超に匹敵する規模の予算を充当し、日本の技術と資金(STEP円借款)を活用して実施するものです。
 
三菱商事は、今までフィリピン、インドネシア、ウズベキスタン等で円借款を活用した空港建設に携わってきており、今後もアジアを中心とする地域での関連ビジネスを積極的に促進して参ります。
 
千代田化工の空港関連実績としては、成田国際空港、東京国際空港をはじめとする国内主要空港のハイドラント給油設備、サウジアラビア王国リヤド国際空港ユーティリティー設備一式、同ダンマン国際空港ユーティリティー設備一式等があります。今後とも、総合エンジニアリング企業として、空港をはじめとする交通関連インフラ事業への取り組みをさらに積極展開して参ります。
【イメージ図】
【地図】
【会社概要】
1. 三菱商事
1) 本店所在地:東京都千代田区丸の内2-3-1
2)設立:1950年4月
3)資本金:2,044億円 (2012年3月31日現在)
4) 事業内容:新産業金融事業、エネルギー事業、金属、機械、化学品、生活産業の6グループに、ビジネスサービス、地球環境・インフラ事業開発の2部門を加えた体制にて、幅広い産業を事業領域として多角的なビジネスを展開
5) 代表者:代表取締役社長 小林 健
6)売上高:20兆2,072億円(連結ベース、2013年3月期)
7) 従業員数:65,289名(連結ベース、2012年9月30日時点)
 
 
2.千代田化工建設
1)本店所在地:神奈川県横浜市西区みなとみらい四丁目 6番2号
2)設立:1948年1月
3)資本金:433億96百万円 (2012年3月31日現在)
4) 事業内容:エネルギー、化学、医薬品、バイオ、FA等のプラント・施設およびこれらの環境保全に関する計画、設計、機器調達、試運転、運転・保全管理コンサルティング並びにトレーニング、研究開発・技術サービス、プロジェクトマネジメント
5) 代表者:代表取締役社長 澁谷省吾
6)売上高:3,989億円(連結ベース、2013年3月期)
7)従業員数:4,530名(連結ベース、2012年3月31日時点)
 
■報道機関お問い合わせ先
 三菱商事株式会社 広報部 報道チーム [担当:渥美]
 電話:03-3210-8880(直通)
 
 千代田化工建設株式会社 IR・広報セクション [担当:伊藤 / 高橋]
 電話:045-225-7734(直通)

ニュースリリースに関するお問い合わせ先

三菱商事株式会社 広報部 報道チーム
TEL:03-3210-2171 / FAX:03-5252-7705
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