三菱商事

プレスルーム

2016年2月29日
三菱商事株式会社
株式会社三菱東京UFJ銀行
株式会社丸の内キャピタル

丸の内キャピタル2号ファンド設立に関するお知らせ

三菱商事株式会社(以下、三菱商事)、株式会社三菱東京UFJ銀行(以下、BTMU)及び株式会社丸の内キャピタル(以下、丸の内キャピタル)は、日本企業を主たる対象にバイアウト投資を行う、丸の内キャピタル2号ファンド(以下、2号ファンド)を設立することで合意いたしましたのでお知らせします。
 
2号ファンドでは、更なる事業発展を目指し、外部投資家の資金もお預かりする計画です。設立当初は三菱商事が250億円(ファンド規模の拡大に伴い最大400億円)、BTMUが250億円を其々上限とする出資契約を締結し、その後外部投資家の資金と合わせ、最大1,000億円の規模に拡大することを目指します。
 
2号ファンドの運営会社となる丸の内キャピタルの代表取締役社長兼CIO(チーフ・インベストメント・オフィサー)には、元産業革新機構COOの朝倉陽保氏が就任します。朝倉氏は、三菱商事出身で退職後はカーライルグループや産業革新機構等のマネジメントとして活躍した実績があり、プライベートエクイティに関する豊富な経験・知見を有しています。
 
丸の内キャピタルは、同社に在籍する経験豊富なプロフェッショナルを中心に独立したファンド運営を行いながら、スポンサーである三菱商事及びBTMUが信用力と産業界との接点を活用して側面からサポートをする、日本の商慣行に則したユニークな運営会社です。これまでに成城石井やジョイフル本田等への投資案件を手掛け、投資実績を積み上げてまいりました。1号ファンドと同様、2号ファンドにおいてもスポンサーが有する幅広い事業ネットワーク・ノウハウを活用し、国内企業の価値向上に貢献してまいります。
 
国内のバイアウト市場は、多くのオーナー企業が事業承継の時期を迎えている一方、後継者不足により今後もバイアウトのニーズが増加していくことが想定されます。また日本版スチュワードシップ・コード*1の導入や、ROE重視の経営等を背景に大企業カーブアウト案件*2が件数・金額ともに増加基調にあります。このような環境下、2号ファンドでは事業承継案件を主体にカーブアウト案件にも精力的に取り組むことで、対象企業の価値向上や産業活性化を通じて、日本経済の発展に貢献してまいります。
 
*1 日本版スチュワードシップ・コード:「責任ある機関投資家」として投資先企業の経営に建設的に関与するべく策定された行動原則。
*2 カーブアウト:主として大企業から一部事業部門を切り出し、独立させた上で価値向上を図る投資手法。
 
【丸の内キャピタルの概要】
商号
株式会社丸の内キャピタル
代表者
代表取締役社長 朝倉陽保(3月上旬就任予定)
運営ファンド
丸の内キャピタル第二号投資事業有限責任組合(予定)
資本金
2億5千万円
株主構成
三菱商事株式会社 85.1%
株式会社三菱東京UFJ 銀行 14.9%
主な事業内容
投資事業有限責任組合財産の管理・運営および助言業務
 
【丸の内キャピタル2号ファンドの概要】
名称
丸の内キャピタル第二号投資事業有限責任組合
設立時期(予定)
2016年3月
出資約束金総額(予定)
設立当初500億円、最大1,000億円
無限責任組合員(GP)
株式会社丸の内キャピタル
有限責任組合員(LP)
三菱商事株式会社
株式会社三菱東京UFJ 銀行
無限責任組合員役職員、等

ニュースリリースに関するお問い合わせ先

三菱商事株式会社 広報部 報道チーム
TEL:03-3210-2171 / FAX:03-5252-7705
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