三菱商事

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2018年7月27日
三菱商事株式会社

ペルー共和国ケジャベコ銅鉱山の開発意思決定について

三菱商事株式会社(本社:東京都千代田区、以下「当社」)は、アングロアメリカン社(Anglo American plc、本社:ロンドン、以下「AA社」)と共に推進する、ペルー共和国ケジャベコ銅鉱山プロジェクト(以下「本プロジェクト」)の開発意思決定を本日行ないました。
 
本プロジェクトは、当社とAA社が出資するアングロアメリカンケジャベコ社(Anglo American Quellaveco S.A.以下「AAQSA社」)を通じて推進しており、当社はAAQSA社の株式21.9%をAA社から追加取得し、持分比率を40%とすることに合意しています[註]。
 
追加取得に関する手続きが完了する2018年8月より、開発に向けた建設を開始し、2022年中の生産開始を予定しています。 総開発費は、50~53億米ドル(約5,500億円~約5,800億円)を見込んでおり、当社は持分比率である40%分を拠出致します。
 
当社は、資源量、品位、拡張余力等の観点で優位性の高い銅鉱山に出資しており、銅事業を資源分野の中核のひとつと位置付けています。本プロジェクトは約7.5百万トン(銅分換算)の埋蔵量を見込む世界最大規模の未開発銅鉱山で、高いコスト競争力も有しています。
現在の当社持分生産量の約50%に相当する約12万トン/年の持分生産量増加に寄与する見込みであり、銅事業を一層強化する重要なプロジェクトと位置付けています。
 
銅は新興国での電力を含めたインフラ整備や、中国・欧州を中心としたEVシフト等により、世界的に堅調な需要の増加が見込まれております。
当社は、本プロジェクトの推進を通じ、銅の安定供給を実現することで、社会のニーズやあらゆるステークホルダーの期待に応え、 経済価値・社会価値・環境価値の三価値同時実現による持続的成長を目指します。
 
註: AA社が保有するAAQSA社の株式21.9%を500百万米ドルで追加取得します。 生産能力の拡張計画が将来実現した場合、2回に分けて合計100百万米ドルを追加で支払う可能性があります。 尚、当社は、AAQSA社が新株発行により実施する増資引受を通じて同社株式の保有比率を40.0%に引き上げます。詳細は2018年6月15日の発表をご参照下さい。
 
 
参考:
 1.ケジャベコ銅鉱山プロジェクト 
所在地
ペルー南部Moquegua県。Tacna市の北西約140km (地図参照)
埋蔵量
約7.5百万㌧ (銅分換算)
年産量
約30万㌧ (生産開始後 10年間平均)
山命
約30年
生産開始予定
2022年
2. 三菱商事の概要
本社所在地 : 東京都千代田区丸の内2-3-1
事業内容     : 地球環境・インフラ事業、新産業金融事業、エネルギー事業、金属、機械、化学品、生活産業の7グループ体制で、幅広い産業を事業領域として多角的なビジネスを展開。
代 表 者      : 代表取締役社長 垣内 威彦
創  立         : 1954年
 
3. アングロアメリカン社の概要
本社所在地 : 20 Carlton House Terrace London SW1Y 5AN United Kingdom  
事業内容     : 世界各国で銅・PGM・ダイヤモンドを主力として鉱山事業を展開する資源メジャーの1社。本社はロンドン。
代 表 者      : Mark Cutifani, Chief Executive
創  立         : 1917年

ニュースリリースに関するお問い合わせ先

三菱商事株式会社 広報部 報道チーム
TEL:03-3210-2171 / FAX:03-5252-7705
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