三菱商事

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2018年11月1日
三菱商事株式会社

東洋ゴム工業株式会社の第三者割当増資の引受 及び同社との資本業務提携契約締結に関するお知らせ

三菱商事株式会社(以下、当社)は、東洋ゴム工業株式会社(以下、東洋ゴム)が行う509億円の第三者割当増資(以下、「本増資」)の引受による株式取得を行うことを決定し、本日付で東洋ゴムと資本業務提携契約(以下、「本提携」)を締結致しました。本増資引受により、東洋ゴムに対する当社の持株比率は現行の3.05%から20.00%となる予定です。
自動車の電動化や自動運転技術など、モビリティ分野を取り巻く環境は、所謂CASE(*1)の進展に伴い、100年に一度と呼ばれる歴史的な転換期を迎え、産業構造にも大きな変革が起こり始めています。タイヤ業界においても、電気自動車(EV) シフトを支える低燃費品・環境負荷の少ない商品の開発やAI/IoTを活用した生産の効率化など、製造面はもちろんのこと、販売や流通面でも求められるサービス・役割が変化しております。
これまで、東洋ゴムは、独自の技術を活かし、SUV等大型車両向け大口径タイヤなどユニークな商品ポートフォリオを構築してきました。
また、当社は、あらゆる産業との広い接地面を有し、多岐にわたる事業を通じてノウハウを蓄積しグローバルネットワークを構築してきました。
今回の提携により、半世紀にわたる取引や海外での合弁事業を通じて醸成してきた東洋ゴムとの協力関係を全社レベルでの提携に引き上げ、総合力を活かした新たなビジネスモデルを両社で共創してまいります。また、デジタル化やモビリティ分野での変革に対応した新たな製品・サービスを提供することで、東洋ゴムの企業価値の向上を目指します。
 
【本提携の内容】
(1) 業務提携
①   販売力強化
地域別(日本、中国、欧州、中東・アフリカ、アジア)に共同タスクフォースを立ち上げ、販路開拓や営業強化、物流強化、オペレーション強化等の施策を随時展開
②    技術力強化
将来のモビリティ社会を見据えた「次世代の材料研究」、「生産技術の先行開発」、「AI・IoT技術の活用」等のテーマに関する外部連携の取組みを推進
③    リソース強化
当社による東洋ゴムへの役職員派遣等を通じ、東洋ゴム及び東洋ゴムグループ会社における事業経営の推進と経営基盤の強化に向けて、人的リソースを強化
 
(2) 資金の使途
本増資は、当社と東洋ゴムとの協力関係を更に強固なものとし、東洋ゴムの中長期的な企業価値向上に向けたグローバルでの事業基盤の強化に資する設備投資資金として使用される予定で、具体的な使途は下記の通りです。
【参考資料】
(*1)CASE:  現在の自動車のトレンド4つ即ち、Connected(つながる)、Autonomous(自動運転)、Sharing(シェアリング)、Electricity(電動化)の頭文字をとった造語。

ニュースリリースに関するお問い合わせ先

三菱商事株式会社 広報部 報道チーム
TEL:03-3210-2171 / FAX:03-5252-7705
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