三菱商事

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2019年8月28日
三菱商事株式会社

オフグリッド分散電源事業者 英国BBOXXへの資本参画

三菱商事株式会社(以下、「当社」)は、アフリカを中心にオフグリッド地域において分散電源事業を展開する英国BBOXX Limited(以下、「BBOXX」)に出資参画致します。
 
BBOXXは2010年に創業以来、太陽光発電、蓄電池、家電を組合せたSolar Home System(以下、「SHS」)を用いて、Pay As You Go方式にてアフリカを中心とするオフグリッド地域に電力を供給する事業を行っております。IoTを活用したリアルタイム遠隔管理システムを通じて、SHSの稼働状況や顧客の支払状況を管理・制御しており、既に12か国にSHSを提供しています。
 
国連の統計データでは2045年までにサブサハラ・アフリカ地域の人口は、現在の10億人から20億人にまで増加すると言われております。その内、現在、送配電網が整備されていないオフグリッド地域に6億人以上が居住しており、その人口は2025年まで増加を続けると言われております。現在、無電化地域においては、照明としてケロシンランプなどが使用されておりますが、環境負荷等の観点から、SHSのニーズが高まってきています。
 
BBOXXは、顧客の生活水準の向上に応じて、今後、電力に加えガス、水といった生活インフラの供給、更には保険、金融といった消費者サービスを提供し、生活に密着したオフグリッド地域のプラットフォーマーとなることを目指します。
 
当社としては、分散電源事業者へのファイナンス提供を行うNEoT Offgrid Africa2  とのシナジーやグローバルネットワークの活用を通じてBBOXXの企業価値向上を目指すとともに、事業を通じた経済価値、社会価値、環境価値の三価値同時実現による持続可能な社会の実現を目指して参ります。
 
1. Pay As You Go方式:携帯電話を使ったモバイルペイメント等を利用し、支払った分だけサービスを利用できる仕組み
2. NEoT Offgrid Africa:当社がフランス電力公社(EDF)とともに出資する、アフリカの無電化地域における分散電源事業者へのファイナンス提供を行う会社
 
参考情報:2018年9月10日付アフリカにおけるオフグリッド分散電源事業への参画について
 
<BBOXXの事業>
<参考情報>
1. BBOXX Limited
本社所在地           :9B Power Road – W4 5PY – London, United Kingdom
創立                      :2010年
事業内容               :手頃な価格で信頼性の高いクリーンなエネルギーにより、人々の生活を変革する次世代ユーティリティ事業会社。ステークホルダーとの戦略的パートナーシップにより今後も事業を拡大する。
代表者                  :Mansoor Hamayun CEO
 
2. 三菱商事株式会社
本社所在地           :東京都千代田区丸の内 2-3-1
創立                      :1954 年
事業内容               :天然ガス、総合素材、石油・化学、金属資源、産業インフラ、自動車・モビリティ、食品産業、コンシューマー産業、電力ソリューション、複合都市開発の10グループ体制で幅広い産業を事業領域として多角的なビジネスを展開。
代表者                  :代表取締役社長 垣内威彦

ニュースリリースに関するお問い合わせ先

三菱商事株式会社 広報部 報道チーム
TEL:03-3210-2171 / FAX:03-5252-7705
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