三菱商事

プレスルーム

2022年10月4日
三菱商事株式会社
湘南ヘルスイノベーションパーク
国立大学法人横浜国立大学
医療法人徳洲会 湘南鎌倉総合病院

湘南アイパークにて「ヘルスケアMaaSが拓く地域コミュニティの未来 2022」を開催

●「ヘルスケアMaaS※1」の概念を体系的、具体的にするための産学公医民連携の取組みを推進
●学術シンポジウム、市民フォーラム、実証実験の3部構成で拡大実施
●昨年12月の「『医療×移動』の未来」と題した自動運転の実証実験から領域を広げた実験を実施予定
●地域コミュニティの健康増進、医療を広くとらえ、新たに医療福祉ロボットなどを加え、様々な未来技術の展示も実施
 
湘南ヘルスイノベーションパーク(以下「湘南アイパーク」)、国立大学法人横浜国立大学(以下「横浜国大」)、医療法人徳洲会 湘南鎌倉総合病院(以下「湘南鎌倉総合病院」)、三菱商事株式会社(以下「三菱商事」)は、神奈川県、藤沢市、鎌倉市の後援を得て、2022年11月4日~11月20日に、「ヘルスケアMaaSが拓く地域コミュニティの未来2022」を開催いたします。本年より、横浜国大を中心としたアカデミックなアプローチも加え、産学公医民連携の取組へと拡大していきます。これらを通じて、ヘルスイノベーション最先端拠点形成の検討が進む村岡・深沢地区がヘルスケアMaaSの発信基地となり、日本を代表する実証・実装の場を地域の方々と共創していくことを目指します。
※1:ヘルスケアMaaS=ヘルスケアを志向したシームレスな移動システムを構築し、人々の健康的な生活を支えること。MaaSは「Mobility as a Service」の略。
 
1.ヘルスケアMaaS取り組みの背景
湘南アイパーク、神奈川県、藤沢市、鎌倉市、湘南鎌倉総合病院の5者(以下「5者連携」)は2019年5月に村岡・深沢地区のヘルスイノベーション最先端拠点形成を目指して、覚書を締結しました。具体的に「次世代健康管理」「ヘルスケアMaaS」「スポーツ振興」の3つを研究分野としています※2。また、湘南アイパークと横浜国大は、2019年11月にヘルスケアMaaS産業創出のための研究拠点となる取り組みを開始するとともに、三菱商事は2021年4月より5者連携に、湘南アイパークのアドバイザーとして参加しています。こうした背景の下、昨年12月には、ヘルスケアMaaSの研究の一環として、より地域の方々や患者に寄り添ったテクノロジーを開発できるような研究データの蓄積を行いながら、「『医療×移動』の未来」を地域の方々に体感していただくことを目的として、自動運転車を活用した自宅から病院への未来の移動に関する実証実験を実施しています。
※2:3つの研究分野に関する詳細はこちら
 
2.「ヘルスケアMaaSが拓く地域コミュニティの未来 2022」 開催概要
主催:湘南アイパーク、横浜国大、湘南鎌倉総合病院、三菱商事
後援:神奈川県、藤沢市、鎌倉市
場所:湘南アイパーク(神奈川県藤沢市村岡東二丁目26番地1)
プログラム・日程:
学術シンポジウム、市民フォーラム、実証実験の3部構成で展開し、各イベントの参加者を広く募集いたします。
●「学術シンポジウム」:11月4日(金) 13:30-16:30
ヘルスケアMaaSの学術的深化を目指し、全国から有識者を招いて講演いただきます。第1部は「医療と移動」、第2部は「移動と健康増進」と題して実施いたします。
●「市民フォーラム」 :11月5日(土) 13:00-16:00
地域コミュニティと医療、健康増進とヘルスイノベーションをテーマとした講演に続き、村岡・深沢地区におけるヘルスケアMaaSを軸とした未来の地域のあり方を、住民の方々と一緒にディスカッションいたします。
●「実証実験」
全7日間、湘南アイパークを舞台に、自動運転、その他新たに医療福祉ロボットなどを加えた体験実施の他、地域の方々にもご参加いただききながら将来の村岡・深沢地区のヘルスイノベーションを考える双方向ディスカッション等を実施予定です。
 
(1)期間内常設:11月4日(金)、5日(土)、6日(日)、12日(土)、13日(日)、19日(土)、20日(日)
自動運転車を活用した「医療×移動」に関する実証実験
家から病院迄の移動を想定した自動運転車車内にて、心電図・血圧・酸 素飽和度・体温等のバイタルデータ計測を実施し、大型モニターを通じて病院のスタッフとその結果をオンラインで閲覧し、診察に役立てる体験を提供します。
◆ヘルスケアに関連するモビリティに係る実演や乗車体験
院内搬送ロボット、自律走行型搬送ロボット、近距離モビリティを体験していただきます。
【協力企業】 三菱電機株式会社、東京海上日動火災保険株式会社、WHILL株式会社。
◆湘南アイパーク館内ツアー
普段見ることができない日本最大級のライフサイエンスパークである湘南アイパークの館内をご案内いたします。
 
(2)期日限定特設
《双方向ディスカッション》
◆村岡・深沢地区の交通状況の見える化・分析(11月6日(日)、12日(土)、13日(日))
村岡・深沢地区の交通状況を可視化し、将来の交通渋滞解消への糸口を探ります。また、湘南鎌倉総合病院への通院に交通混雑が与えている影響についても分析します。
【協力企業】株式会社unerry、株式会社ナイトレイ。
◆ライフログ活用による健康増進・健康状態の見守りに関する実証実験(11月19日(土)、20日(日)
11月より実施する、ウェアラブルデバイスを通じて取得する日頃のライフログデータを活用した健康増進や健康状態の見守りに係る実証実験について紹介し、実際にモニター参加にご協力を頂いている方々も交え、本サービスの在り方をディスカッションします。
【協力企業】 株式会社NTTデータ、株式会社アシックス、オムロン ヘルスケア株式会社
《横浜国大による研究展示・体験》
◆立位/立ち上がり動作分析による転倒リスク分析:横浜国大 島研究室
11月4日(金)、5日(土)、6日(日)、12日(土)、13日(日)、19日(土)、20日(日)
◆遠隔触診システム:横浜国大/KISTEC 下野研究室
11月4日(金)、5日(土)、6日(日)
◆自律移動車いすロボット : 横浜国大 藤本研究室
11月5日(土)、6日(日)、19日(土)
※プログラムの詳細は、最後部に添付のポスターでご確認いただけます。
 
応募方法:
次のURLまたはQRコードにアクセスいただくと、上記プログラムの応募フォームへ遷移します。
・参加希望者は、入り口で体温測定を実施いただきます。
・定員の上限に達し次第、募集終了となります。
3.参考
湘南ヘルスイノベーションパーク(湘南アイパーク)について
湘南アイパークは、2018年4月に設立された製薬企業発のサイエンスパークです。幅広い業種や規模の産官学が結集し、ヘルスイノベーションを加速する場となることを目指しています。製薬企業のみならず、次世代医療、AI、ベンチャーキャピタル、行政など約150社、2000人以上 (2022年9月現在) の企業・団体がエコシステムを形成しています。
湘南アイパーク最新の入居/メンバー企業・団体はこちら
湘南アイパーク公式SNS > YouTube / Facebook / Twitter / LinkedIn
 
国立大学法人横浜国立大学について
横浜国立大学は、4つの旧制学校を母体に1949年に新制大学として設立した総合大学で、5学部 ・6大学院を有しています。「実践性」「先進性」「開放性」「国際性」を建学からの歴史の中で培われた精神として掲げ、世界の学術研究と教育に重要な地歩を築くべく、努力を重ねることを憲章として宣言しています。
 
医療法人徳洲会 湘南鎌倉総合病院について
1988年11月、神奈川県鎌倉市に病床数368床で開設された湘南鎌倉総合病院は、地域のために救急要請など「断らない」医療を実践しながら、多様化・拡大する医療ニーズに対応できる体制を整えてきました。2021年、陽子線治療、PET/CT、再生医療など最先端の医療を必要な方々に提供できるよう、先端医療センター棟を竣工、続いて2022年には、増加する地域の救急医療ニーズに対応すべく、救命救急センター・外傷センター棟を竣工しました。現在は669床を有する総合病院へと成長を遂げています。
また湘南ヘルスイノベーションパーク内に設けた湘南先端医学研究所では、再生医療、がんを含む難治性疾患および放射線医学に関して、基礎研究からトランスレーショナルリサーチ、臨床研究まで各段階を統合した診断・治療法の研究開発を推進しています。 https://www.skgh.jp
 
三菱商事株式会社について
三菱商事は、世界約90の国・地域に広がる拠点と約1700の連結事業会社と共同しながら、ビジネスを展開しております。天然ガス、総合素材、石油・化学ソリューション、金属資源、産業インフラ、自動車・モビリティ、食品産業、コンシューマー産業、電力ソリューション、複合都市開発の10グループ体制で、幅広い産業を事業領域とし、未来を見据えた重要課題への取組みとして、デジタル化や低・脱炭素社会に対応したDX(デジタルトランスフォーメーション)とEX(エネルギートランスフォーメーション)を一体で推進してまいります。
 
本件に関するお問い合わせ先
湘南ヘルスイノベーションパーク 担当:滝澤、日比野
広報窓口:株式会社コスモ・ピーアール内 担当:大貫
 
国立大学法人 横浜国立大学
担当:工学研究院 准教授 下野 誠通
 
広報窓口:総務企画部学長室 広報・渉外係
医療法人徳洲会 湘南鎌倉総合病院 広報室
 
三菱商事株式会社 
担当:都市開発本部 事業開発室 横山・小野
Tel:03-3210-2171
 

 
三菱商事のマテリアリティ(重要課題)
 
三菱商事は、企業理念「三綱領」に基づき、事業を通じて社会の持続可能な発展へ貢献し、価値創造に取り組むことで、社会と共に発展してきました。『中期経営戦略2024』で目指すMC Shared Value(共創価値)の継続的な創出に向け、当社が解決していく重要な社会課題である「マテリアリティ」を指針として、当社の持続可能な成長に向けた取り組みを強化していきます。本件は、事業活動を通じて目指す「カーボンニュートラル社会と物心共に豊かな生活の実現」に関する6つのマテリアリティの内、特に「持続可能で安定的な社会と暮らしの実現」「イノベーションを通じた社会課題の解決」「地域課題の解決とコミュニティとの共生」に資する取り組みになります。

ニュースリリースに関するお問い合わせ先

三菱商事株式会社 広報部 報道チーム
TEL:03-3210-2171 / FAX:03-5252-7705
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