三菱商事

プレスルーム

2022年12月16日
三菱商事株式会社

オランダHollandse Kust West Site VI洋上風力発電所の事業権獲得について

三菱商事株式会社(以下「当社」)は、当社子会社の Eneco社を通じて、Shell plc社と共に、オランダ北西部沖合約 50km に位置するHollandse Kust West Site VI洋上風力発電所(発電容量76万kW、以下「HKW」)の事業権を獲得致しましたので、お知らせ致します。本プロジェクトはオランダにおけるEneco社の5件目の洋上風力発電事業となり、これにより同国でEneco社が手掛ける洋上風力発電の総発電容量は約250万kWに達し、当社が保有する再生可能エネルギー持分容量は、343万kWから367万kWに拡大します。 
 
HKWは、2026年に商業運転を開始する予定で、オランダ国内の電力需要の約3%を賄う規模となり、オランダ政府が推進する脱炭素化施策に大きく貢献致します。また、洋上風力発電は今後の再生可能エネルギー拡大の中心を担う一方で、その推進には海洋生態系を含む環境との共生策が不可欠となります。本プロジェクトでは、自然への依存と影響を分析の上、様々なステークホルダーと連携しながら、環境負荷を最小限に抑え、当社のマテリアリティ(詳細後述)の一つである「自然資本の保全と有効活用」にも資する以下取り組みを実施予定であり、洋上風力発電の継続的な拡大に資するプロジェクトになると評価されております。 
 
<実施予定の取り組み> 
  • 渡り鳥等の飛行ルートを考慮した風車タービン設置レイアウト 
  • 海洋生態系への影響を最小化するような風車土台の設計 
  • 生態系の多様性を促進するようなサンゴ礁の造成、等 
 
当社は、経済・社会・環境の三価値同時実現を掲げており、社会のニーズに応え、社会と共に持続的成長を目指します。さらに、「中期経営戦略 2024 MC Shared Value(共創価値)の創出」を掲げ、DX と EX の一体推進による地域創生を通じ、再生可能エネルギーを起点としたカーボンニュートラル新産業の創出に取り組んでいます。Eneco社を通じて引き続き洋上風力発電事業の知見を蓄積した上で、日本を含む世界各国での再生可能エネルギーの安定供給および脱炭素化に貢献して参ります。 
■会社概要:
1. 三菱商事株式会社
  本店所在地   :東京都千代田区丸の内二丁目 3 番 1 号
  内容      :天然ガス、総合素材、石油・化学ソリューション、金属資源、産業インフラ、自動車・モビリティ、食品産業、コンシューマー産業、電力ソリューション、複合都市開発の 10 グループに産業 DX 部門を加えた体制で、幅広い産業を事業領域として多角的なビジネスを展開
  代表者       :代表取締役社長 中西 勝也
 
2. Eneco社
   本店所在地   :Rotterdam, the Netherlands
   事業内容       :再生可能エネルギーを中心とする発電事業、電力トレーディング、小売事業までを網羅する垂直統合型のポートフォリオを展開
   代表者          :Mr. As Tempelman(CEO)
 

 
三菱商事のマテリアリティ(重要課題)
 
三菱商事は、企業理念「三綱領」に基づき、事業を通じて社会の持続可能な発展へ貢献し、価値創造に取り組むことで、社会と共に発展してきました。『中期経営戦略2024』で目指すMC Shared Value(共創価値)の継続的な創出に向け、当社が解決していく重要な社会課題である「マテリアリティ」を指針として、当社の持続可能な成長に向けた取り組みを強化していきます。本件は、事業活動を通じて目指す「カーボンニュートラル社会と物心共に豊かな生活の実現」に関する6つのマテリアリティの内、特に「脱炭素社会への貢献」「自然資本の保全と有効活用」「持続可能で安定的な社会とくらしの実現」「イノベーションを通じた社会課題の解決」に資する取り組みになります。

ニュースリリースに関するお問い合わせ先

三菱商事株式会社 広報部 報道チーム
TEL:03-3210-2171 / FAX:03-5252-7705
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