三菱商事

プレスルーム

2023年3月24日
三菱商事株式会社

米国 ポートランド市にて賃貸住宅のスマート化に関する実証実験に着手

三菱商事株式会社(以下「当社」)は、持続可能で豊かな街づくりと社会の創造を目指しており、既存の都市開発事業の持続的成長と共に、都市価値の向上に資する機能やサービスの実装に向けて、スタートアップ企業との戦略的協業によるイノベーションの創出と社会課題の解決に取り組んでおります。
 
当社は、スタートアップ企業の有するイノベーティブなアイディアや技術と、当社及び当社グループ企業の有する経営資源を組み合わせるべく、「都市の未来を共に拓き、実装する」ことを題目としたアクセラレータープログラムを開催し、事業共創を実現するためのパートナーを公募、協業実現に向けた技術実装の検討を重ねて参りました。
 
今般、同プログラムの採択企業であり米国において次世代スマートホーム開発を手掛けるHOMMA Group株式会社(以下「HOMMA」)と共同で、当社連結子会社であるDiamond Realty Investments, Inc.社(以下「DRI」)が米国オレゴン州ポートランド市にて開発中の賃貸住宅の一部をスマート化する実証実験(以下「PoC」)に着手することをお知らせ致します。
 
本PoCは、DRI及び米国のデベロッパーAlamo Manhattan及び九州電力株式会社の100%子会社であるKyuden Urban Development America,LLC社が、ポートランド市中心部近郊において開発中の賃貸住宅(※1)の一部住戸をスマート化(※2)し、開発物件の付加価値向上を図る他、今後の住宅開発における商品企画への応用を検討することを目的としております。
 
※1高層棟340戸及び低層棟232戸。2023年11月竣工予定。本PoCは高層棟を対象に実施。
※2 各種スマートデバイスの実装、センサーによる照明管理の自動化・効率化及び時間帯に併せたシーン設定による調光・調色の最適化、空調の自動化、HOMMA社開発アプリケーションによるスマートデバイス・物件の一元管理他
当社は、令和4年5月に「中期経営戦略2024 MC Shared Value(共創価値)の創出」を掲げ、DX(Digital  Transformation)とEX(Energy Transformation)の一体推進による地域創生を通じ、便利で活気のある自立分散型コミュニティづくりや再エネを起点としたカーボンニュートラル新産業の創出に取り組んでいます。
 
不動産事業においても、DX・高付加価値化を実現すべく、デジタル技術を活用した新たな資産価値向上施策、開発・保有物件におけるデータ取得・利活用、各種業務効率化等を推進しております。またDXによるデジタルデータプラットフォームと、エネルギーの低・脱炭素化を目指すEXを掛け合わせたビジネスモデルとして、都市のスマート化を目指した都市運営事業を次世代の新規事業として国内外にて推進しております。都市価値の向上及び住民の生活利便性向上に資するスマート・デジタルサービス領域におけるパートナーとの連携・協業による事業開発や、カーボンニュートラルへ向けた再生可能エネルギーの導入等を通じ、自立分散型コミュニティを達成するスマートシティの開発に取り組んで参ります。
 
三菱商事 アクセラレータープログラム(都市開発事業)について
 
Diamond Realty Investments, Inc.について
本社所在地:          5215 N. O’Connor Blvd., Suite 1000 Irving, TX, USA
事業内容:             北米の賃貸住宅・学生アパート・物流倉庫を中心とした収益不動産開発案件等への投資
代表者:                 古賀健太郎
設立:                     1994年
 
HOMMA Group株式会社について
事業内容:             米国を中心とする次世代スマートホーム開発
代表者:                 本間毅
創業:                     2016年
 
Alamo Manhattanについて
本社所在地:          3012 Fairmount Street, Suite 100, Dallas, TX , USA
事業内容:             米国における賃貸住宅、ホテル、複合施設の開発
代表者:                 Matt Segrest
設立:                     2010年
 
九州電力株式会社について
本社所在地:          福岡県福岡市中央区渡辺通二丁目1番82号
事業内容:             発電事業、小売事業(電気・ガス販売)、その他事業
代表者:                 代表取締役会長 瓜生 道明、代表取締役 社長執行役員 池辺 和弘
設立:                    1951年
 
三菱商事株式会社について
本社所在地:           東京都千代田区丸の内二丁目3番1号
事業内容:               天然ガス、総合素材、石油・化学ソリューション、金属資源、 産業インフラ、自動車・モビリティ、食品産業、コンシューマー産業、電力ソリューション、複合都市開発の 10 グループに産業 DX 部門を加えた体制で、幅広い産業を事業領域として多角的なビジネスを展開しています。
代表者:                 代表取締役 社長 中西勝也
創立:                    1954年(設立1950年)
 

 
三菱商事のマテリアリティ(重要課題)
 
三菱商事は、企業理念「三綱領」に基づき、事業を通じて社会の持続可能な発展へ貢献し、価値創造に取り組むことで、社会と共に発展してきました。『中期経営戦略2024』で目指すMC Shared Value(共創価値)の継続的な創出に向け、当社が解決していく重要な社会課題である「マテリアリティ」を指針として、当社の持続可能な成長に向けた取り組みを強化していきます。本件は、事業活動を通じて目指す「カーボンニュートラル社会と物心共に豊かな生活の実現」に関する6つのマテリアリティの内、特に「脱炭素社会への貢献」「持続可能で安定的な社会と暮らしの実現」「イノベーションを通じた社会課題の解決」に資する取り組みになります。

ニュースリリースに関するお問い合わせ先

三菱商事株式会社 広報部 報道チーム
TEL:03-3210-2171 / FAX:03-5252-7705
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