三菱商事

プレスルーム

2023年9月1日
八代市
九州電力株式会社
NTTアノードエナジー株式会社
三菱商事株式会社

八代市、九州電力株式会社、NTTアノードエナジー株式会社及び三菱商事株式会社による 八代市におけるカーボンニュートラルの早期実現に向けた取組みに関する連携協定締結
~新八代駅周辺等における再生可能エネルギーの導入に向けたモデル事業を実施~

熊本県八代市(以下「八代市」)、九州電力株式会社(以下「九州電力」)、NTTアノードエナジー株式会社(以下「NTTアノードエナジー」)、三菱商事株式会社(以下「三菱商事」)は、4者相互の連携を強化し、八代市におけるカーボンニュートラルの早期実現に向け、再生可能エネルギーを普及させるための具体的な取組みを加速化させることを目的とする連携協定を締結しました。
1. 背景・経緯
八代市は、少子高齢化による地域産業の担い手不足、過疎化による地域活力の低下、豪雨災害からの創造的復興など、様々な課題を抱えており、八代市総合計画第2期基本計画では、災害に強い豊かな「まち」の実現の他、デジタル化の推進による地域課題の解決、2050年カーボンニュートラルの実現等、“スマートシティやつしろ”の推進を重点戦略に掲げ各取組みを推進しています。
このカーボンニュートラルの実現に関して、八代市は、令和4年2月に、2050年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロとする「ゼロカーボンシティ」の実現を目指すことを表明しており、その実現には、再生可能エネルギーの最大限導入が不可欠との共通認識の下、八代市、九州電力、NTTアノードエナジー及び三菱商事の4者において再生可能エネルギー分野の連携方策について協議を進めてきました結果、この度の連携協定締結に至りました。
 
2. 連携事項及び当面の取組み
(1) 連携事項
カーボンニュートラルの早期実現に向けて、再生可能エネルギーの導入等の取組みを加速化させるため、八代市、九州電力、NTTアノードエナジー及び三菱商事の4者において、次に掲げる事項に連携して取り組むことを合意いたしました。
① 再生可能エネルギーを市内全域に普及させるための民間サービスの活用方法に関すること
② 住宅、事業所、公共施設等への再生可能エネルギーの普及・利用促進等に関すること
③ 再生可能エネルギーの地産地消の促進方策及び地域経済の活性化に向けた取組みに関すること
④ 再生可能エネルギーの活用による災害に強いまちづくり及びレジリエンスの強化に関すること
⑤ その他省エネや電化、普及啓発等その他カーボンニュートラルの推進に関すること
 
(2) モデル地域における取組み
新八代駅周辺及び八代市役所本庁周辺地域等をモデル地域(以下「モデル地域」)として、八代市が重点戦略に掲げる”スマートシティやつしろ”の実現を再生可能エネルギー起点で具現化するため、次に掲げる施策を検討し、合意した関係者において、今後、事業化を進める予定としております。
① モデル地域への太陽光発電設備等の導入
② モデル地域の再生可能エネルギーを同エリア内で物理的に消費するための運用の仕組みの構築
③ 蓄電池や電気自動車を用いた電力融通等によるモデル地域内での無駄のない再生可能エネルギーの使い方及び同エリア内のレジリエンスの強化
④ 市内において生産された再生可能エネルギーを中心とした電気を同エリア内の市民や事業者等に供給する仕組みの構築
3. 八代市、及び各社の概要
[八代市の概要]
庁舎所在地:熊本県八代市松江城町1番25号
市の位置:熊本市の南約40km
世帯数:57,406世帯(2023年3月末現在)
人口:122,015人(〃)
面積:680㎢
市長:中村 博生
特徴:「いぐさ」、「晩白柚」等の特産品で日本一の生産量を誇り、ユネスコ無形文化遺産の「八代妙見祭」や日本遺産に認定された「石工の郷」など、豊富な農業・歴史・観光資源を有する熊本県第2の都市。また、南九州の交通の結節点として、九州新幹線、九州縦貫自動車道、南九州西回り自動車道に加え、県内最大の国際貿易港である八代港が整備されており、陸・海路の交通の要衝となっている。
 
[九州電力の概要]
本社所在地:福岡県福岡市中央区渡辺通二丁目1番82
設立年月日:1951年5月1日
資本金:2,373 億円
事業内容:九州電力は、2021年4月に策定した「九電グループ カーボンニュートラル2050」及び同年11月に策定した「九電グループ カーボンニュートラルの実現に向けたアクションプラン」のもと電源の低・脱炭素化と電化の推進に挑戦し続け、九州から日本の脱炭素をリードする企業グループを目指す。
代表者:代表取締役 社⾧執行役員 池辺 和弘
 
[NTTアノードエナジーの概要]
本社所在地:東京都港区芝浦3丁目4番1号 グランパークタワー
設立年月日:2019年6月3日
資本金:79.2億円
事業内容:「脱炭素社会の実現」「エネルギーの地産地消の推進」に向けて、NTTグループの保有する技術やアセットを活用し、再生可能エネルギー発電設備や蓄電池等の分散エネルギーリソースをより高度に活用するソリューションの開発・提供を通じ持続可能な社会の実現に貢献。
代表者:代表取締役社長 岸本 照之
 
[三菱商事の概要]
本社所在地:東京都千代田区丸の内二丁目3番1号
創立年月日:1954年 7月1日(設立1950年4月1日)
資本金:2,044億円
事業内容:天然ガス、総合素材、化学ソリューション、金属資源、産業インフラ、自動車・モビリティ、食品産業、コンシューマー産業、 電力ソリューション、複合都市開発の 10 グループに産業 DX 部門及び 次世代エネルギー部門を加えた体制で、幅広い産業を事業領域として 多角的なビジネスを展開。
代表者:代表取締役社長 中西 勝也
 
4. 協定担当部局/お問い合わせ先
 
協定担当部局
お問い合わせ先
八代市
市民環境部 環境課
連絡先:0965-33-4114
九州電力株式会社
熊本支店 営業部
八代営業センター
熊本支店 企画・総務部
広報グループ
連絡先:096-386-2206
NTTアノードエナジー株式会社
スマートエネルギー本部
経営企画部 広報室
連絡先:03-5444-2442
三菱商事株式会社
産業DX部門
電力・地域コミュニティDX部
広報部 報道チーム
連絡先:03-3210-2171
 

 
三菱商事のマテリアリティ(重要課題)
 
三菱商事は、企業理念「三綱領」に基づき、事業を通じて社会の持続可能な発展へ貢献し、価値創造に取り組むことで、社会と共に発展してきました。『中期経営戦略2024』で目指すMC Shared Value(共創価値)の継続的な創出に向け、当社が解決していく重要な社会課題である「マテリアリティ」を指針として、当社の持続可能な成長に向けた取り組みを強化していきます。本件は、事業活動を通じて目指す「カーボンニュートラル社会と物心共に豊かな生活の実現」に関する6つのマテリアリティの内、特に「脱炭素社会への貢献」と「地域課題の解決とコミュニティとの共生」に資する取り組みになります。
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