プレスルーム
2023年10月18日
三菱商事株式会社
豪州クイーンズランド州BMA原料炭事業傘下の一部炭鉱の売却について
三菱商事株式会社(以下「当社」)は、豪州クイーンズランド州において、当社100%子会社の三菱デベロップメント社(Mitsubishi Development Pty Ltd、以下「MDP社」)を通じ、資源メジャーのBHP社と共同で、BMA(BHP Mitsubishi Alliance)原料炭事業を展開しております。
今般、MDP社とBHP社は、BMA原料炭事業を通じて各々50%の権益を保有するブラックウォーター炭鉱、及びド-ニア炭鉱の全権益を、豪州のホワイトヘイブン社(Whitehaven Coal Ltd)に共同で売却する事に合意致しました。本売却に伴い、MDP社とBHP社は、権益対価として合わせて32億米ドル(21億米ドルを売却完了時に受領、11億米ドルを売却完了後3年間に亘り延払いで受領)に加え、将来の原料炭価格に応じて最大9億米ドルを売却完了後3年間に亘り受領(最大受領額は41億米ドル)します。
ホワイトヘイブン社は豪州証券取引所に上場する石炭専業会社で、豪州ニューサウスウェールズ州において4つの一般炭及び原料炭炭鉱を保有しており、安定した操業実績がある他、豪州クイーンズランド州においても未開発の原料炭鉱区を保有しております。
当社は、金属資源ポートフォリオの優良化・下方耐性の強化に向けたレビューを継続的に行っております。今回の二炭鉱売却もその一環であり、BMAに於いては、高品位原料炭を産出する炭鉱群への集約が完了します。当社は、BMAを今後も金属資源ポートフォリオに於ける中核事業と位置付け、高品位原料炭を長期に亘り安定供給して参ります。
本売却は、法制上必要となる各種手続きや先行条件の充足を以て、2024年度中に完了する見通しであり、売却益は完了時に計上予定です。また、売却完了まではBMAが操業を継続しながら、円滑な事業移管に向けた準備をホワイトへイブン社と協力して進めて参ります。
BMAが生産する高品位原料炭は、高炉に於いて排出される温室効果ガスが通常の原料炭と比較して少なく、高炉の低炭素化に資する製鉄原料です。当社は、カーボンニュートラル社会への移行期に必要な高品位な原料炭や鉄鉱石の安定供給を継続すると共に、今回の売却を通じて得た資金も活用しながら、社会の電化に不可欠な銅やアルミ・ボーキサイト、リチウム、ニッケルの供給力拡大、及び循環型社会の構築に向けた二次資源への着手を通じてEX(エネルギートランスフォーメーション)へ貢献して参ります。
<参考:ブラックウォーター炭鉱・ドーニア炭鉱所在地>
●ホワイトヘイブン社(Whitehaven)概要
会社名
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Whitehaven Coal Ltd
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本社所在地
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Level 28, 259 George Street, Sydney, NSW, Australia, 2000
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設立年
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1999年
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代表者
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Paul Flynn, Managing Director
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上場先
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オーストラリア証券取引所
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●BHP社 概要
会社名
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BHP Group Ltd
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本社所在地
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Level 18, 171 Collins Street, Melbourne, Victoria, Australia, 3000
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設立年
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1873年
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代表者
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Mike Henry, Chief Executive Officer
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上場先
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オーストラリア証券取引所
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●MDP社 概要
会社名
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Mitsubishi Development Pty Ltd
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本社所在地
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Level 16, 480 Queen Street, Brisbane, Queensland, Australia, 4000
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設立年
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1968年
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代表者
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田内健一郎CEO
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上場先
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非上場(当社100%子会社)
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以 上
ニュースリリースに関するお問い合わせ先
三菱商事株式会社 広報部 報道チームTEL:03-3210-2171