プレスルーム
2024年3月19日
三菱商事株式会社
e-メタンの国際的アライアンス 「e-NG Coalition」 の設立について
三菱商事株式会社は、エネルギー分野で事業を進める7社*1とともに、このたび、世界初となるe-methane(以下、「e-メタン」 )の世界的な普及拡大を目指す国際的アライアンス 「e-NG*2 Coalition」 (以下、「本アライアンス」)を設立することに合意しました。
本アライアンスは、カーボンニュートラル社会実現に向けた各種施策に取り組む世界各国の8社にて設立いたします。e-メタンを化石燃料に代わる持続可能で画期的な代替燃料と位置づけ、趣旨に賛同する世界各国のe-メタン関連企業・団体を結集し、e-メタンのエネルギー転換に果たせる役割や利点について、需要家・事業者・学究・政府関係者などの全てのステークホルダーに提唱していきます。
本アライアンスでの取り組みを通じ、国や業界を超えた協働を行うことで、e‐メタンの世界的な普及拡大、およびカーボンニュートラル社会の実現を目指します。
*1:各企業の詳細は【幹事企業の概要】を参照
*2:electric natural gasの略称。e-メタンの欧米における別称
【本アライアンス概要】
名称
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e-NG Coalition(イーエヌジーコーリション)
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設立趣旨
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e‐メタンの世界的な普及拡大を通じた、カーボンニュートラル社会の実現
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設立予定時期
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2024年上期
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活動概要
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①参画企業が一堂に会する総会の定期的な開催や声明・宣言の発出を通じ、e-メタンの世界的な認知度向上と市場創出・取引促進の働きかけ
②e-メタンのサプライチェーン全ての関連企業・団体との協力のもと、グローバルな認証や温室効果ガス算定ルールに向けた取り組みなど、e-メタンに関する政策提言活動の実施
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<e-メタン>
e-メタンは、水素とCO2を原料に製造された合成メタンであり、化石燃料を代替できる持続可能かつ現実的なカーボンニュートラル化の打ち手として、世界的に期待されています。主な特徴として、既存の液化基地・受入基地・パイプライン・消費機器などのLNG・都市ガスインフラがそのまま活用できるため、移行時に必要な追加的な社会コストを抑制できること、電化が特に困難な熱需要にも対応できることなどが挙げられます。
[日本ガス協会ホームページ]
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【幹事企業の概要】
以上
三菱商事のマテリアリティ(重要課題)
三菱商事は、企業理念「三綱領」に基づき、事業を通じて社会の持続可能な発展へ貢献し、価値創造に取り組むことで、社会と共に発展してきました。『中期経営戦略2024』で目指すMC Shared Value(共創価値)の継続的な創出に向け、当社が解決していく重要な社会課題である「マテリアリティ」を指針として、当社の持続可能な成長に向けた取り組みを強化していきます。本件は、事業活動を通じて目指す「カーボンニュートラル社会と物心共に豊かな生活の実現」に関する6つのマテリアリティの内、特に「脱炭素社会への貢献」「持続可能で安定的な社会と暮らしの実現」 「イノベーションを通じた社会課題の解決」に資する取り組みになります。
ニュースリリースに関するお問い合わせ先
三菱商事株式会社 広報部 報道チームTEL:03-3210-2171