ボランティア活動レポート
被災地でのボランティア活動レポート(2014年3月分)
活動内容
3月は、宮城県、岩手県でボランティア活動を行いました。
宮城県南三陸町では、2月に続いて農地再生のため、瓦礫の除去をお手伝い(写真左)。地中に残っている細かな石や瓦の破片などをていねいに取り除いていきました。
また石巻市雄勝町では、地域コミュニティー拠点として再生される旧小学校で、屋根瓦の洗浄を行いました(同中央)。春休み中とあって、校舎の近くには子どもたちが遊んでいる姿もあり、活動の励みになりました。
岩手県陸前高田市では、畑の整備や堆肥まきなどの農業支援に従事。地元の中学生が作業をお手伝いしてくれたり、子どもたちと一緒に料理をしたりと、和やかな雰囲気の中での活動となりました(同右)。
参加メンバーの声
- 「大きな災害に遭いながらも前を向き、模索しながら歩んでいる地元の皆さんの姿に、大きな力をもらった思いです。被災者の方から伺った『皆さんの寄り添いが、私たちの心の復興につながっています』との言葉が印象的でした。心の復興支援は、現地に行って人と人の交流を通じなければ難しい、今後も活動を続けていこう、と強く思いました」
- 「バスの車窓から見た海は『日本にはこんな景色があったんだ』と思えるほどに美しいものでした。一方で、その美しい海からの津波がこの地で暮らす人々の生活を奪ってしまったということに、やり場のない思いが込み上げてきました。一日も早く当たり前の生活が戻ってくることを何より願っています」
- 「活動の合間に、地元の方が聞かせてくれた『奇跡の一本松』の歌。一本松が小さな希望であり、心のよりどころになっていることが伝わってきました。一本松への思いをはじめ、現地では交流しなければ分からないことが数多くありました。作業はもちろん、地元の方とお話しすることの大切さを再認識しました」