ボランティア活動レポート
被災地でのボランティア活動レポート(2015年2月分)
活動内容
2月は、宮城県でボランティア活動を行いました。
宮城県南三陸町では、漁業・農業をお手伝いしました。復旧途中の農地では石の除去作業を担当(写真左)。また、袖浜漁港では、ワカメの出荷手伝いと養殖用の浮きのペイント作業を行いました(同中央)。漁港では漁師さんからワカメを振る舞われる機会もあり、採れたての海の幸のおいしさに皆が舌鼓を打ちました。
石巻市雄勝町では、廃校再生プロジェクトの一環として裏山の整備を支援しました。降雨量が多い時期に土砂が施設に流れ込まないように、沢に木製の小さな砂防ダムを建設。女性主体のチームにとってはハードな力仕事でしたが、連携して和気あいあいと作業を完遂しました(同右)。
参加メンバーの声
- 「復旧が進んで、活動内容も瓦礫撤去などに比べれば地味になりました。しかし、震災の痕跡が消えてからの復興では進展にかなりの時間を要しているそうです。また、ボランティア活動をすることで、現地の皆さんが『自分も頑張らないと』と感じられるとも伺いました。まずは実際に行って、見て、感じることが大事だと感じました」
- 「復興支援ボランティア活動に参加するのは3度目ですが、改めて『まだ被災地のままなんだ』という印象を強く抱きました。今も仮設住宅に住んでいる方々は多く、津波が襲った地域では今も堤防の増強や盛り土の作業が進められていました。そうした中、お手伝いした作業は、子どもたちに漁業や農業などを体験してもらう施設の整備でした。なかなか復興が進まない状況と、そのような状況下でも前向きに取り組もうとする被災地の皆さんの姿を目の当たりにし、私にできることはないかを改めて考える機会になりました」
- 「現地の方から『震災から1年、2年、3年と時が経ち、どんどん支援してくださる企業・団体の数は減ってきました』というお話を伺いました。引き続き支援やボランティアの派遣を続けていく必要があると強く思いました」