モビリティグループ
モビリティ × エネルギー × データ(DX)で
最適な移動を支えるモビリティを提供
モビリティグループは、乗用車・商用車の海外現地生産・販売、販売金融、アフターセールス等、自動車関連のバリューチェーンをASEANを中心にグローバルに展開するとともに、モビリティ × エネルギー × データ(DX)を組み合わせて多様な顧客ニーズに応え、社会課題を解決するモビリティサービス事業を推進しています。
デジタル化やCASEの進展による業界構造変化を捉え、長年培ってきた機能と地域密着型のネットワーク等の事業基盤をさらに強化し、ヒトやモノの最適な移動を支えるモビリティの提供を通じて、豊かで快適な社会の実現に取り組んでいきます。
また、電動車両や蓄電池の普及等を通じて、脱炭素社会および持続可能な省エネルギー社会の実現に寄与していきます。
組織
自動車事業本部
自動車事業本部は、三菱自動車および三菱ふそうトラック・バス製車両などを取り扱い、アジア・ASEAN、欧州、南米等世界各地でグローバルに事業を展開しながら成長を遂げてきました。川上から川下までの幅広いバリューチェーン事業を強化するとともに、お客さまのニーズや業界全体の構造が変化する中で、既存の事業基盤を活かしたビジネスモデルの変革を通じて、さらなる成長に挑みます。
組織
自動車インドネシア部 | 自動車アセアン・南西アジア部 | 自動車ユーラシア・米州部
いすゞ事業本部
いすゞ事業本部は、当本部にとって最大市場のタイをはじめとする世界各国において、さまざまな産業や人々の生活に欠かせないいすゞ自動車製車両の販売、販売金融、サービス、輸出等の事業に携わっています。
具体的には、ASEANを中心としたアジア、豪州、欧州、メキシコでの事業運営、タイから世界100カ国以上へのピックアップトラックの輸出と、日本からASEAN、中東、メキシコ等へのトラックの輸出等を行っています。
さらに、世界の人々にベストな輸送・移動とその手段を提供するべく、これまで培ってきた事業基盤や知見を活かした新たな事業へも挑戦しています。
組織
いすゞアセアン部 | いすゞ豪州・欧州・米州部 | いすゞインド・中東・アフリカ部
モビリティサービス本部
モビリティサービス本部は、モビリティの「所有」と「利用」の両面から総合的なサービスを提供することで「ヒト」や「モノ」の移動に伴う課題を解決する、新たなビジネスモデルの構築をミッションとしています。
地域交通の課題をデジタル・AI技術を活用して解決する地域交通DX事業では、国内を中心に、交通事業者・自治体・民間企業に対するAI活用型オンデマンドバス「のるーと」や自動運転車両の導入に必要なシステム・サービスの提供、全国のタクシー事業者に対する配車システムの提供を行っています。これらの取り組みを通じ、効率的で持続可能な次世代のモビリティサービスの開発・普及を推進しています。
特定の自動車ブランドに限定されないブランドフリー川下事業では、インドを中心に、オンライン/オフラインでの部品・整備事業、新車販売ディーラー事業、中古車オークション事業などを展開しています。お客さまのモビリティの所有と利用に必要となる製品・サービスを一体提供することで、モビリティのライフサイクルを通じた価値向上を目指しています。
また、日系タイヤメーカーとの長年にわたるパートナーシップの下、国内および海外市場においてタイヤの製造から小売りまで幅広く事業を展開しています。モビリティの必需品であるタイヤを結節点に、地域交通DX事業ならびにブランドフリー川下事業とのシナジーを発揮しながら、安心安全なモビリティ社会の実現に貢献していきます。
組織
次世代モビリティ事業開発部 | モビリティリテイル事業部 | タイヤ部
eモビリティソリューション本部
eモビリティソリューション本部は、電動モビリティ(eモビリティ)関連の新規事業開発を加速させるべく2024年4月に新設された本部です。
世界的なカーボンニュートラル化の潮流を受け、モビリティ分野においても脱炭素化・電動化は不可逆的に進展していきます。モビリティ電動化の実現には、製造・販売・保有・利用の全ての段階において複雑化・多様化する課題の解決能力が求められています。
こうした環境を事業機会と捉え、①フリート、②バッテリー、③エネルギー、④マテリアルの“4つのマネジメント”を通じ、産業横断的な新規事業創出に取り組んでいます。
組織
EVサプライチェーン事業部| 蓄電・エネマネ事業部 | ソリューション開発部
主な事業会社
自動車事業本部
PT. Mitsubishi Motors Krama Yudha Sales Indonesia
インドネシアにおける三菱自動車製品の輸入・販売総代理店として、2017年にPT. Krama Yudha Tiga Berlian Motorsから分割、三菱自動車ブランド独自の新たな販売会社として営業開始しています。同社を中心として生産、販売、販売金融、中古車販売、レンタカー事業などのバリューチェーンを構築しており、広範囲にわたり自動車事業を展開しています。
PT. Mitsubishi Motors Krama Yudha Indonesia
インドネシアにおける三菱自動車製品の生産拠点として、2017年より操業開始しました。今後さらなる成長が期待される同国乗用車市場の拡大を確実に取り込むべく、7人乗りSUVモデルの『パジェロスポーツ』やMPVモデル『エクスパンダ―』等を生産しています。また、2023年には新型5人乗りSUVモデル『エクスフォース』を生産開始しており、エクスパンダー同様、インドネシア国内だけでなく、ASEAN市場を中心に輸出しています。
PT. Krama Yudha Tiga Berlian Motors
インドネシアにおける三菱自動車および三菱ふそうトラック・バス製品の輸入・生産・販売総代理店として、1970年より事業を行っており、2017年からは三菱ふそうブランドに特化した輸入・生産・販売総代理店として体制を強化しています。同社を中心として生産、販売、販売金融、中古車販売、レンタカー事業などのバリューチェーンを構築しており、広範囲にわたり自動車事業を展開しています。
PT. Dipo Star Finance
インドネシアにおける自動車等の販売金融会社として、三菱自動車および三菱ふそう製品等の販売金融事業を展開しています。1983年より事業を開始し、1992年に三菱商事が出資しました。
Mitsubishi Motors Vietnam Co., Ltd.
ベトナムにおける三菱自動車製品の輸入・生産・販売総代理店として、1994年に事業を開始しました。ピックアップトラックやSUVをはじめ三菱自動車製品の拡販に努めています。
Mitsubishi Motors Malaysia Sdn. Bhd.
マレーシアにおける三菱自動車製品の輸入・販売総代理店として、2005年に事業を開始しました。ピックアップトラックとMPVを中心に三菱自動車製品の拡販に努めています。
Astara Mobility, S.A.
スペインに本社を置くAstara Mobility, S.A.(1979年創業)は、複数の自動車ブランドとの長年にわたる信頼関係(世界19カ国、39のブランド*)と革新的なテクノロジーを融合させ、自動車販売、サブスクリプションサービス、カーシェアリングサービスなど、柔軟かつ持続可能なモビリティソリューションを提供する総合モビリティカンパニーです。三菱商事は2020年から参画しています。
*2024年3月31日時点
MMC Rus LLC
ロシアにおける三菱自動車製品の輸入・販売総代理店として、三菱自動車製品の販売を行ってきました。現在は販売事業を一時停止、アフターセールス事業のみ継続しています。1992年に地元の有力自動車販売グループであるRolfグループが三菱自動車製品の販売を開始、2004年よりRolf Import LLCに三菱商事が参画。2012年にMMC Rus LLCへと社名を変更し、同年からは三菱自動車工業株式会社も資本参加しています。
いすゞ事業本部
Tri Petch Isuzu Sales Co., Ltd.
タイにおけるいすゞ製自動車製品の輸入・販売総代理店として、1974年に事業を開始しました。ピックアップトラックやSUV、商用車を中心にいすゞ車の拡販に努めています。
Tri Petch Isuzu Leasing Co., Ltd.
タイにおける自動車販売金融会社として、1985年に設立され、タイ国内でいすゞ車の販売金融事業を展開しています。
Isuzu Motors International Operations (Thailand) Co., Ltd.
全世界向けピックアップトラック・SUVの輸出拠点として、2011年に設立され、世界各国への車両輸出をはじめ、商品提案やアフターサービス・部品供給等を行っています。
Isuzu Motors Co., (Thailand) Ltd.
タイにおけるいすゞ自動車製車両の生産会社として、1966年に設立され、ピックアップトラックやSUV、商用車を中心としたタイ国内および世界各国向けのいすゞ車の生産を行っています。
Isuzu UTE Australia Pty Ltd.
豪州におけるいすゞ自動車製車両の輸入・販売総代理店として、2008年に設立され、ピックアップトラックやSUVを中心にいすゞ車の拡販に努めています。
Isuzu Motors India Private Limited
インドにおけるいすゞ自動車製車両の輸入・生産・販売総代理店として、2012年に設立され、製造から国内市場での販売、周辺国・中東諸国への展開まで、ピックアップトラックやSUVを中心にいすゞ車の拡販に努めています。
Isuzu Philippines Corporation
フィリピンにおけるいすゞ自動車製車両の輸入・生産・販売総代理店として、1995年に設立され、ピックアップトラックやSUV、商用車を中心にいすゞ車の拡販に努めています。
Isuzu Malaysia Sdn. Bhd.
マレーシアにおけるいすゞ自動車製車両の輸入・販売総代理店として、2005年に設立され、ピックアップトラックやSUV、商用車を中心にいすゞ車の拡販に努めています。
Isuzu Motors De Mexico S. de R.L.
メキシコにおけるいすゞ自動車製車両の輸入・生産・販売総代理店として、2005年に設立され、商用車を中心にいすゞ車の拡販に努めています。
Isuzu Benelux N.V.
ドイツ・オーストリア・ポーランド・チェコ・スロバキア・ベルギー・オランダ・ルクセンブルクにおけるいすゞ自動車製車両の輸入・販売総代理店として、2004年に設立され、ピックアップトラックや商用車を中心にいすゞ車の拡販に努めています。
モビリティサービス本部
ネクスト・モビリティ株式会社
西日本鉄道株式会社との合弁で2019年に設立され、現在、福岡市東区アイランドシティエリアにおけるAI活用型オンデマンドバス「のるーと」の運行、ならびに全国の交通事業者・自治体へのソリューション提供を通じ、交通事業者や地域が抱えるモビリティサービスの課題解決に取り組んでいます。
スペア・テクノロジーソリューションズ株式会社
カナダSpare Labs Inc.との合弁会社として2019年に設立され、オンデマンド交通システムの導入支援を通じ、本邦における社会問題の改善に取り組んでいます。
A-Drive株式会社
アイサンテクノロジー株式会社との合弁で2023年に設立。自動運転サービスの実装支援に取り組んでいます。
TVS Automobile Solutions Private Limited
インドにおける自動車アフターセールス事業会社として2009年に設立され、自動車関連部品の調達・販売から、車両の整備メンテナンス、故障時のけん引サービス等、幅広い事業を展開しています。2018年に三菱商事が出資しました。
イブニオン株式会社(EVNION Inc)
三菱ふそうトラック・バス株式会社、三菱自動車工業株式会社との3社合弁で2024年に設立。国内で乗用車と商用車、あるいはメーカーを問わずEV関連サービスを顧客へ包括的に提供するオンラインプラットフォーム「イブニオンプレイス(EVNION PLACE」)」の運営に取り組んでいます。
(2024年8月サービス開始予定)
BRIDGESTONE SALES (THAILAND) CO., LTD.
タイのブリヂストンタイヤ販売会社で、三菱商事の子会社として1990年に設立されました。タイにおけるブリヂストンブランドの価値向上に貢献しています。
TOYO TIRE株式会社
三菱商事20%出資により資本業務提携を締結、全社レベルの業務提携活動を通じて当社の企業価値向上への貢献を目指しています。
eモビリティソリューション本部
ALTNA株式会社
2024年7月、本田技研工業株式会社との合弁会社として設立。脱炭素社会における電気自動車(EV)の普及拡大を見据えた新事業として、バッテリーリース事業、リパーパス蓄電事業、スマート充電事業などに取り組んでいます。
宏菱融資租賃(上海)有限公司
中国・上海を拠点として、モビリティ関連や建設機械関連などを取り扱う三菱商事100%出資のリース会社です。