人材育成・活躍促進
人材育成の基本方針
三菱商事の人材育成は、経営マインドをもって事業価値向上にコミットする人材を輩出し続けることを基本方針としており、「構想力」「実行力」「倫理観」を段階的に高い水準に開発していくことが期待されます。
この方針に沿って、OFF-JT(研修)については、社員一人ひとりがその能力を高めていくために資格別に求められる行動要件(構想力・実行力・倫理観)ごとに必要な知識・スキル等を整理し、それらを必要なタイミングで習得できるよう構成しています。また、社員の自律的成長を促すため、自発的な学びや自己研鑽の機会の拡充にも注力しています。
これらはMCグループ全体の人材育成を支える研修プログラムとして、三菱商事社員、海外全社拠点社員 並びに 国内外グループ企業社員を対象に実施し、社員の成長を支援します。
※その他、他社などで主催される研修にも社員を派遣
1. 基礎・専門性
入社後まずは、ビジネスの基礎知識、情報発信力/分析力、マネジメントスキル等の会得を目的とした研修を実施しています。また、商社パーソンに欠かせないグローバル競争力の強化にも取り組んでいます。
新入社員研修
社会人として、三菱商事社員として必要とされる意識、スキルなどを身に着けるためのプログラムを用意しています。
ビジネスベーシックスキル/ビジネスアドバンストスキル プログラム
入社1~3年目までの若手社員の基礎能力強化として、段階的な2つのプログラム「Business Basic Skill Program(BBS)」、「Business Advanced Skill Program(BAS)」を実施しています。財務会計・簿記・M&A・英語力・グローバルリーダーシップ等、実務を担うプロフェッショナルとしての基礎スキルを総合的に習得します。
グローバル研修生
事業の更なるグローバル展開に対応し、人材面でのグローバル競争力を強化するため、原則として入社8年目までに、全職員に海外経験を積ませています。この方針を支えるのが「グローバル研修生制度」です。同制度では、海外での実務研修を主軸に、海外のビジネススクールへの派遣や世界各国の文化と言語を習得するための語学研修も含め、年間100名超の若手社員を対象に実施しています。
2. リーダーシップ
経営マインド醸成や事業価値向上に寄与するためのスキル獲得を目指した研修を実施しています。事業構想やデジタル戦略などの構想力を強化すると同時に、組織を束ねるための人材育成力を強化するためのプログラムも整備しています。
イノベーション研修
事業価値向上に必要な構想力の涵養のために、スタンフォード大学教授陣の協力を得たプログラム等で構成されるイノベーション研修をシリコンバレーで実施しています。デザイン思考などのイノベーションを生み出すための思考プロセスや、シリコンバレー企業の急成長の背景・メカニズムを学ぶ場となっています。
オンラインBS
オンラインで海外のトップビジネススクールのプログラムを受講できる制度を、初期段階の管理職層向けに展開しています。リーダーシップ、ストラテジー、ファイナンスなどの数あるプログラムの中から、自身に必要な要素を自律的に選択し受講する制度となっております。
短期ビジネススクール
米国、欧州、アジアのトップビジネススクールの短期プログラムに毎年約50名を派遣しています。これらの派遣は、マネジメントスキルの向上と、異文化・異業種から集う参加者とのネットワークの構築を目的としております。
共通プログラム
MCグループ全体の経営力強化のため、三菱商事の社員に限らず、国内外の拠点社員や、三菱商事のグループ企業社員を含む約7万人を対象に「共通プログラム」を段階的に実施しています。本プログラムは、海外ビジネススクール講師を迎えた経営スキル・マインド習得のための合宿研修で、年間約150名が受講しています。
Program for Global Leaders
海外ビジネススクール教授等による、組織の長としての
経営スキル習得を図る、延べ10日間の合宿研修
Program for Leadership Development
海外ビジネススクールとの提携により、マネージャーとしての
経営スキル習得を図る、延べ5日間の合宿研修
組織リーダー研修
部下の成長支援や組織運営等、組織を率いるために求められる知識・スキルの涵養を目指す組織リーダー研修を、組織を率いるポストの就任者約100名を対象に行っています。
事業経営プログラム
現在MC社員のうち3割が、事業会社に出向し、事業経営を行っています。そのような社員向けに、事業価値向上や組織マネジメントを行う際に肝要な、リーダーシップ、ダイバーシティマネジメント、ストラテジー、ガバナンスなどのスキルを身に着けるためのプログラムを実施しております。
MC経営塾
幹部候補に対するプログラムとして、「MC経営塾」を2003年度より毎年実施しています。このプログラムの柱は、会社の経営課題についてグループで議論をした上で経営陣向けにプレゼンテーションを行う経営課題ワークショップです。多様な経験を持つ社員同士による意見交換、社内外経営者の講話等を通じて、一段高い視座、経営マインド、横のネットワークを得る機会となっています。
3. 自律型学習
社員の自律的成長を促すため、自発的な学びや自己研鑽の機会の拡充のため、充実した自律型学習のプログラムを整備しています。
MCスキルアップセミナー
MCスキルアップセミナーでは、専門性、構想力、実行力に繋がるスキル・能力を醸成するための講座を多数用意しています。
4. MCグループの価値観共有
三菱商事では、MCグループ約7万人としての総合力強化を図ることを目的とし、価値観の共有、強固なネットワークの構築に取り組んでいます。
MC Group Gateway Program
2010年度より、三菱商事の理念・価値観の共有やMCグループの理解を深めることを目的として、国内外の拠点・グループ企業の社員を対象に導入研修「MC Group Gateway Program」を開催しています。年間8回、東京にて、日本語・英語で実施しており、2018年度は年間約500名(累計約 3700名)が参加しています。さらに、各海外地域でも同様の導入研修を展開しており、当社グループ全体での価値観の共有を推進しています。

【参考データ】
各研修の受講社員数(単体、2018年度)
| 名称 | 対象 | 受講人数 |
|---|---|---|
| Business Basic Skill Program | 入社1~2年目 | 171名 |
| Business Advanced Skill Program | 入社3年目 | 150名 |
| グローバル研修生制度 | 入社2年目以上 | 108名 |
| Program for Leadership Development | Manager層 | 39名 |
| Program for Global Leaders | General Manager層 | 40名 |
| MC経営塾 | 部長クラス | 36名 |
三菱商事が実施する研修の概観(単体)
| 年間研修受講者数 | 3,162名 |
| 1年あたり平均研修時間(注)1 | 62時間 |
| 教育・研修費総額(注)2 | 21.4億円 |
| 1人あたり研修費(注)3 | 35.6万円 |
(注)1 23歳~60歳までの38年間勤務を想定したモデルケースから算出したもの
(注)2 教育研修費+外部研修機関への研修業務委託料
(注)3 教育・研修費総額を全従業員で割り一人あたりになおしたもの






