バスラ・ガス・カンパニー
バスラ・ガス・カンパニー
天然ガス事業 バスラ・ガス・カンパニー
イラク南部バスラ県の随伴ガスの回収処理により域内外へのエネルギー安定供給、環境保全、復興促進に貢献
世界有数の原油生産量を誇るイラクでは、長きに亘る戦乱で石油ガス設備への投資が滞り、原油生産の際に発生する随伴ガスを精製・処理する設備が整備されていませんでした。その結果、随伴ガスは焼却処分(フレア)され、その際に発生する温室効果ガスや窒素酸化物や硫黄酸化物等の大気汚染物質による健康被害が大きな環境問題となっています。
バスラ・ガス・カンパニーは、当社・イラク国営南部ガス公社・Shell社が出資する天然ガス精製・販売会社です。2013年の操業開始以来、イラク南部3油田(Rumaila, West Qurna 1, Zubair)から発生するフレアガスを回収・精製し、イラク国内外に発電用ガス、LPG、コンデンセートを販売しています。本事業により回収・精製されたガスはイラク国内でエネルギー源として活用され、同国の慢性的な電力不足に貢献する他、事業を通じた雇用創出を通じ地元経済の発展にも貢献しています。
これまで無駄になっていたエネルギーの有効活用と大気汚染物質の削減等が評価され、2021年には世界銀行グループの国際金融公社(IFC)と石油ガス業界として初のグリーンローンを締結しました。
天然ガス事業
株主構成 | イラク国営南部ガス公社(51%)、Shell社(44%)、当社(5%) |
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所在地 | イラク共和国南部バスラ県 |
持分生産能力 | 52.5百万立方フィート/日 |