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Central Asia

三菱商事

WORLD VIEWS

今この瞬間にも大きく躍動し、変化し続ける世界。

そのリアルな姿を紹介し、未来の可能性を考えます。

経済、金融の中心地からアート、文化のハブへ

ブラジルの地でサッカーの熱戦が連日繰り広げられているが、アジアの中でも、とりわけシンガポールはサッカー人気が高い。現地のプロサッカーリーグには、J1の「アルビレックス新潟」の姉妹クラブが2004年から参加している。選手全員が日本人だ。ほかにも、所属選手が外国人中心のチームが複数参加している。シンガポールでの外国人の受け入れが定着していることがわかる典型的な例だ。

資源の乏しいシンガポールは、独立後より外国企業の誘致に力を入れ、金融や物流のハブ機能を担い、東南アジアの経済、金融の中心地として発展してきた。現在、人口約540万人の3割弱156万人が外国人である。移民政策と徹底した能力主義こそ、この国の経済発展の源だった。

しかし近年になって、シンガポールは移民受け入れの管理を強化している。今以上の移民受け入れは、物価高騰や交通機関の混雑につながるとの批判もある。また経済発展のみを追い求める過度な競争社会は、国民にストレスをもたらす。

そこで、政府は医療費補助制度の拡充をはじめとする国民生活の改善に取り組み始めた。また、多文化が共生し、人々が心豊かに暮らせる社会を目指して、文化の振興にも力を入れている。

国立の美術学校を創設し国内の教育を支援すると共に、国際空港の近くに保管費用を免税とする美術品専用倉庫を整備し、海外の作品を集まりやすくした。一昨年、誕生した現代アートの振興地区「ギルマン・バラックス」には、日本や欧米のギャラリーが入り人気だという。

来年には、東南アジア諸国の近代アートを紹介する東南アジア最大の美術館が開館する。街なかでもアート作品をよく見かけるようになってきた。

この国は今、経済、金融だけでなく、アジアのアート、文化のハブ機能も担い始めているのだ。

PROJECT

ハブ機能を活用して様々なビジネスを展開

石油事業に取り組むPetro-Diamond Singapore(PDS)、鉄鋼原料・非鉄金属の分野でビジネスを展開するMitsubishi Corporation RtM International、穀物を扱うAgrex Asiaなど、三菱商事はシンガポールのワールドトレードハブ機能を活用して、様々なトレーディング事業を展開しています。

2014年6月15日 朝日新聞「GLOBE」掲載
2014年6月23日発売 「AERA」掲載

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