01.VALUE CREATION
三菱商事の持続的な価値創造ストーリー
- 企業理念/目指す企業像
- 価値創造の軌跡
- 三菱商事の価値創造ストーリー
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三菱商事の強み
- 中期経営戦略の進捗
- CFOメッセージ
- サステナビリティ重要課題
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三菱商事による価値創造
02.SUSTAINABILITY
価値創造を支える経営基盤
- サステナビリティ推進体制
- リスクマネジメント
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ステークホルダーエンゲージメント
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コーポレート・ガバナンス
03.DETAILED FACTS
参考情報
時代に合わせて
どのように変革するのか
社会課題の解決に向けて
何を変革するのか
時代に合わせてどのように変革するのか
三菱商事は草創期より、所期奉公・処事光明・立業貿易を掲げた「三綱領」を拠り所に、
トレーディングや事業投資を通じて産業の発展に貢献してきました。
現在では全産業を俯瞰する「総合力」、成長の芽を発掘する「構想力」、成長を実現する「実行力」の3つの力で、
事業経営モデルによる成長の実現を目指しています。
事業経営モデル
130を超えるビジネスユニットと、世界約90の国・地域に広がる、約1,700の連結対象会社を含めた拠点ネットワークを通じて、グローバルに全産業へアクセスする力、すなわち、「全産業を俯瞰する総合力」を活用して、これまでの成長の源泉を「投資」に求める発想を転換しています。当社グループの強みをベースに、より深く経営に入っていくことで、事業を変革して新たな価値の創出、合従連衡等による事業構造の改革などにより企業価値を向上させていくことを目指します。
経営人材
事業投資モデルから事業経営モデルへのシフトを実現する鍵は、環境変化への柔軟な対応力を備え、事業の経営を主体的に行うことのできる、経営能力の高い人材をより多く育成・輩出できるかです。全社を挙げて経営人材の育成に取り組み、その人材が新たな事業を生み出すことで社会に貢献し、ひいては会社を発展させていく、そうした好循環を実現することで当社グループの企業価値の向上に努めています。
Our Path
中期経営戦略2018 新たな事業経営モデルへの挑戦
創意工夫により新たなビジネスモデルを構築し、自らの意思で社会に役立つ事業価値を追求していくことで、経営能力の高い人材が育つ会社
- 資源と非資源のバランスの見直し
- キャッシュフロー重視の経営
- 「事業投資」から「事業経営」へのシフトを図る
- 「事業のライフサイクル」を踏まえた入れ替えの加速
中期経営戦略2021 事業経営モデルによる成長の実現
地政学的力学の変化やデジタル化、低・脱炭素化の急速な進展に対応しつつ、事業経営モデルによる三価値同時実現を前提とした成長を実現
- 事業ポートフォリオ
- 成長メカニズム
- 人事制度改革
- 資本政策
環境変化への対応力を発揮し、
長期視点で経営戦略を実行
社会課題の解決に向けて何を変革するのか
三菱商事は、いつの時代においても「三綱領」の理念にのっとり、
「総合力」「構想力」「実行力」をもって事業を推進してきました。
そして、社会課題の解決を通して「経済価値」「社会価値」「環境価値」の三価値を同時に実現することで、
企業価値を創出し、持続的な社会の構築に貢献します。
デジタル・トランスフォーメーション
デジタル化が加速する現代において、あらゆる産業で従来のビジネスモデルの変革が求められています。そのような中にあって、当社では「中期経営戦略2021」における戦略の柱の一つとしてデジタル戦略の強化を掲げ、2021年3月期には70件以上のDX案件を推進しています。
さまざまな産業での事業を通じた当社の産業知見とデジタル技術を組み合わせ、業態そのものを変革することで、社会課題の解決を目指します。
エネルギー・トランスフォーメーション
低・脱炭素化の動きが欧州で先行する中、日本も2050年カーボンニュートラル・脱炭素社会の実現を掲げました。天然資源に限りのある日本において、エネルギーの安定供給に深く関与し、社会的使命を担ってきた当社としても、一層の責任と覚悟を持ってこの流れに適応していく必要があります。
低・脱炭素化に向け、環境課題への適合とエネルギー安定供給という社会的使命の両立に挑戦するEXを積極的に推進していきます。
Our Value Creation
企業理念
- 所期奉公
- 事業を通じ、物心共に豊かな社会の実現に努力すると同時に、かけがえのない地球環境の維持にも貢献する。
- 処事光明
- 公明正大で品格のある行動を旨とし、活動の公開性、透明性を堅持する。
- 立業貿易
- 全世界的、宇宙的視野に立脚した事業展開を図る。
(2001年1月、三菱グループ各社で構成される三菱金曜会にて申し合わされた現代解釈)