MCの「ヒト」を知る Know MC's People
- あなたの心を奮い立たせた言葉は?
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「いつの日か」は決してやってこない

東中 萌江
金属資源グループ
金属資源トレーディング本部
(三菱商事RtMジャパン株式会社 出向)
(2024年11月取材当時)
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その言葉にまつわるエピソードは?
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今できることに全力を尽くす姿勢が積み重なって、成功へとつながる。その姿勢でしか自分の軌跡は残せない、という意味で、この言葉を大事にしています。学生時代に所属していた陸上部では、日々の練習はもちろん、朝練、練習後のケアにおいても、自分がその日にやると決めたことは、その日のうちにやり切ることを実践しました。そんな私の姿を最後まで見守ってくださった顧問からはよく、「『後でやる』は絶対信用ならへん」と口酸っぱく言われていました。この学生時代からの地道な積み重ねが結果や自信につながり、今の私を形作っています。社会人になっても、お客さまへの対応からニュースに関する不明点といったささいなことまで、その場で解消し切るという姿勢の大切さを痛感しています。日々の積み重ねが、自分の知識や自信を形成していくと信じているので、これからもこの言葉は大事にしていきます。
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現在の仕事のやりがいは?
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一つは学び続けられること。現在、アルミを海外サプライヤーから購入し、国内外のさまざまなお客さまへ販売するトレーディング業務を担当しています。
入社当初の部署では、トレーディング業務における損益管理やリスク管理などを経験。実際にトレーディングを行う現在は、国内外との取引交渉から受け渡し・支払い完了など、業務内容が大きく異なり、入社当初も今も学ぶことしかなく、やりがいある毎日を過ごしています。
また、お客さまからの「ありがとう」という言葉にやりがいを感じるのはもちろん、新規顧客の開拓などの新たな挑戦にもやりがいを感じています。中でも、カーボンニュートラルに向けた提案では、他拠点や他営業グループと連携し、新しい取引形態でのアルミ販売や、カーボンクレジットといったアルミ以外の商品販売に挑んでいます。今の私には、難しくもありますが、同時に大いにやりがいを感じる仕事です。
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次なる挑戦、どのような世界を実現したい?
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これまでの仕事を振り返ると、鉱山会社やトレーディング会社の損益管理から、非鉄金属トレーディングの契約交渉まで幅広く経験してきました。今は、金属商品以外も扱い、さまざまな分野の仕事を経験できています。さらに、お客さまの意見を最も近くで聞ける環境でもあります。これらを活かし、いち早く世の中の課題解決に貢献できるよう挑戦し続けます。
金属業界では、カーボンニュートラルに向けた動きが加速する中で、安定供給が大きな課題となっています。カーボンニュートラルに関するサプライヤーの方針や懸念事項など、日々の業務を通じて得られる鮮度の高い情報を活用し、安定供給促進に取り組みたいです。加えて、トレーディングという観点でも、カーボンクレジットやリサイクル材と組み合わせ、低炭素資源として供給する仕組みをつくることで、完全移行までの世の中をけん引し、お客さまに貢献したいと考えています。
略歴
2019年入社(天然ガス・金属資源管理部 金属資源チーム)。21年に三菱商事RtMジャパン株式会社へ出向し、リスク管理業務などに従事。22年から米国のMitsubishi Corporation Internationalへ研修生として滞在。23年9月から現職。