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あなたの心を奮い立たせた言葉は?

自由に考え、行動し、結果を出すこと

鳥取 奨護 モビリティグループ
eモビリティソリューション本部
(ALTNA株式会社 出向)
(2024年11月取材当時)

Q.
その言葉にまつわるエピソードは?

グローバル研修生として「現場×DX」をミッションに、インドネシアの自動車販売会社に派遣された際、初日に担当役員から頂いた言葉です。デジタルという自分にとって新たな領域で結果が出せるか不安でしたが、「必ず期待に応えてみせる!」という決意を持って業務に臨みました。インドネシア語での会議に初めは全く付いていけませんでしたが、諦めずに猛勉強し、積極的にコミュニケーションを取り、チーム員と関係を築き、信頼を得ました。その後、チーム員と共に販売店や顧客を訪れ、ヒアリングから得た顧客行動の理解を基に、社内のデータサイエンティストや広告代理店、IT企業等と協力し、デジタルマーケティング改善プロジェクトを立ち上げました。帰任時の送別会で、「また戻ってこいよ」と言ってもらえたことが強く印象に残っています。自ら考え、アクションを起こし、周りを巻き込むことの重要性と達成感を再認識しました。

Q.
現在の仕事のやりがいは?

現在は2024年7月に本田技研工業株式会社と設立したALTNA株式会社に出向しています。ALTNA(株)は脱炭素社会と循環型経済の実現に向け、①利用コストの最適化によるEVの普及、②使用済みEVバッテリーを系統用蓄電池として二次利用することで、電力需給の調整機能を提供し、再生可能エネルギーの普及拡大に貢献することを目指しています。その中で、私はEVの社会実装に向けた新しい販売方法を模索しています。自分たちで考え、実行する一つ一つが、これまでの世の中にない全く新しいモビリティビジネスのスタンダードを創っていく、という期待感を持ちながら日々奮闘しています。まだ走り出したばかりの会社であり、事業ですが、やりがいは無限大です!

Q.
次なる挑戦、どのような世界を実現したい?

海外で事業を行うことに憧れて三菱商事に入社し、中国、ロシア、インド、インドネシアにおいて、さまざまな役割で事業を推進してきました。現在、自動車業界は100年に1度の大変革期といわれています。私自身、世界各国でライドシェアやEVが短期間で人々の暮らしに浸透していく様子を実際に目の当たりにしてきました。海外でそういった変化に直接触れた経験が今、日本でEVを社会実装し、脱炭素社会を実現するという、ALTNA(株)での新たなチャレンジへのモチベーションになっています。次なる挑戦としては、これまでの経験と、当社が持つ多様な産業に跨る事業基盤とパートナーシップを活かし、日本発の新たなモビリティサービスを創出すること、また、将来的にそれをグローバルに展開することで、人々の暮らしの便利さ・快適さと、持続可能な社会の実現の両立に貢献したいと考えています。

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略歴

2016年入社(機械グループ管理部)。約3年間、機械グループの財務・経理業務を担当した後、19年からいすゞインド・中東部、22年から自動車リテイル・サービス部へ異動し、23年からインドネシアの自動車販売会社 PT Mitsubishi Motors Krama Yudha Sales Indonesiaに研修生として派遣。24年から現職。