MCの「ヒト」を知る Know MC's People
- あなたの心を奮い立たせた言葉は?
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あなたらしく、自信を持って

岩﨑 暖
社会インフラグループ
国内都市開発・デジタルインフラ本部
国内都市開発部
(三菱商事都市開発株式会社 出向)
(2024年11月取材当時)
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その言葉にまつわるエピソードは?
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まちづくりのプロジェクトは関係者が非常に多く、これまでの各案件では、事業パートナー、協力会社、行政、部署横断で組成される社内タスクフォースなど、社内外のすてきな方々とご一緒させていただきました。特にプロジェクトマネージャーを担う方々の、対立した意見を持つ関係者をまとめ上げる折衝力、その根底にある広く深い知識と論理的思考力、リーダーシップに不可欠な人間力には、圧倒されることが多々ありました。そうした方々と比較し、足りない部分ばかりに気を取られ自信喪失していた私に、先輩や上司がよく掛けてくださったのがこの言葉でした。
今でも思い描いた通りに業務を進められず、悔しい思いをすることも多いのですが、思考の悪循環に陥りかけた時にはこの言葉を思い出し、「仕事で失った自信は仕事で取り返そう、自分が納得できるまで努力しよう」と鼓舞しています。また、個性を受け入れ、必要なタイミングで的確なアドバイスや激励をくださる周囲の方々へ、いつか自分も“組織の三菱”を構成する “強い個”となって恩返しをしたいとの一心で頑張っています。
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現在の仕事のやりがいは?
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現在の出向先では、大規模アリーナを中核とした複合用途のまちづくりと物流施設の開発という、規模もアセットタイプも全く異なる2つの案件を担当しています。前者は人々に明日を生きる活力を与えるような場づくりに、後者は人々の暮らしを支えるインフラ整備に携わることができている点に、やりがいを感じています。
特に前者の担当になってからは、欧州のアリーナを視察し、最先端技術を駆使した安全でストレスフリーな施設と運営、ホスピタリティあふれる非日常空間で友人や同僚、時にビジネスパートナーと興奮や感動をシェアする楽しさとその効果を実感しました。私たちが描く顧客体験の理想を日本で実現するには複数の課題があり、特にステークホルダーの理解を得ることが重要と考えています。既に豊富な魅力を有するエリアの中に、新たなスポットとなる場所を完成させ、訪れてくださる方々の心を豊かにし、同時に周辺地域の課題解決にも貢献したいという思いで、このプロジェクトに根気強く取り組んでいます。
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次なる挑戦、どのような世界を実現したい?
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これまでまちづくり・都市運営の構想や、施設開発の推進に関わってきたので、今後は実際に来街者の顔が見える施設やまちの運営に携わりたいです。具体的には、開発後の物件・地域や既成市街地を対象に、地域特性をよく読み取った上で、関係する人々のニーズに合致するサービスの提供やその仕組みづくりに携わりたいと考えています。将来的には、三菱商事のリソースやネットワーク、規模感を活用し、当社だからこそできる都市空間の創造に尽力していきたいです。それまでの経験と関わってきた方々にご教授いただいたノウハウを糧に、住民や来街者の皆さまから長く愛され、深く思い出に残るまちを育むお手伝いを国内外でできればうれしいです。また、学生時代まで住んでいた地元へも、いつか同様の形で少しでも貢献したいと考えています。
略歴
2021年入社(都市開発本部 事業開発室)。インドネシアにおけるデジタルサービスの導入検討、自動運転実証実験などを担当。22年から現職。一貫して都市開発/運営事業に従事。