MCの「ヒト」を知る Know MC's People
- あなたの心を奮い立たせた言葉は?
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“Life is like a box of chocolates - you never know what you’re gonna get.”

中里 晴香
コーポレートスタッフ部門
総務部
(2024年11月取材当時)
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その言葉にまつわるエピソードは?
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奮い立たせるというほどかっこいいものではないのですが、学生時代も社会人になってからも、壁にぶつかった時によく思い出しているのは、映画「Forrest Gump」のこの一節です。
入社して10年が経過する頃、米国ロースクールでの研修やグループ会社への出向も経験し、今後どのようなキャリアを積むべきか、悩んだ時期がありました。法務部員として一段高いレベルを目指すには、これまでと違う視点を持つ必要がある一方で、事業経営の現場に近いところで商社ビジネスを体感できる法務部の仕事にやりがいを感じていました。
結果的に、自らの希望で総務部に異動し、新たな知見・専門性を身に付けることができるとともに、社内のさまざまな関係部署と協働することで自身の世界が広がっていると自負しています。「人生何が起こるか分からない」からこそ、今後も仕事をする上で、新しい環境にも柔軟に適応しつつ、その場所で最大限努力することを大事にしていきたいと思っています。
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現在の仕事のやりがいは?
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入社以来10年以上所属していた法務部では、初期段階からプロジェクトに携わり、営業の現場に寄り添いながら一緒に案件をつくり上げていくことができる点に魅力を感じていました。
2024年3月からは、総務部へ異動し、株主総会・ガバナンス・開示などを担当。これまで法務部で培ってきた専門性・思考力を活かしながら、連結ベースでのガバナンス強化の在り方や、会社として目指すべき姿を経営が議論する場に間近で接しています。また、さまざまなステークホルダーが三菱商事をどのように見ているのかを知ることができ、日々新しい気付きを得ています。
事業経営の現場に寄り添う法務部と、全社経営を支える総務部とでは、それぞれに立場や視点は異なりますが、三菱商事という会社のスケールの大きさを体感できることがやりがいにつながっています。
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次なる挑戦、どのような世界を実現したい?
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コーポレートスタッフ部門でキャリアを積んでいく中、今後も営業グループが主導するさまざまな価値創造を安定的に支えていく立場であることに変わりはないと思っています。その意味で、私の挑戦の舞台は、引き続き三菱商事の中にあり、複数部署の経験者として、全社経営と営業支援の在り方は常々考えるテーマです。
引き続き専門性を磨きながら、身に付けた武器を自身の付加価値として最大限発揮するにはどうしたらよいか。異動経験や、上司・先輩の背中を見ることで、改めて人とのつながりの中でこそ、自身の専門性が活きることを実感しています。対面する営業グループはもちろん、コーポレートスタッフ部門内での横のつながりを意識しながら、「One Corporate」で当社の発展を支えていきたいと思います。さらには、今後ますます加速するであろうESGの流れの中で、当社のコーポレートスタッフ部門の在り方がモデルケースとなれるよう目指していきたいと考えています。
略歴
2011年入社(法務部)。14年からブラジルの現地法人にて法務部の研修生として派遣された後、17年から米国コロンビア大学のロースクールへ留学。18年に卒業後、株式会社ローソンで法務業務に1年半従事。20年に三菱商事へ帰任し、法務部で金属資源グループ、総合素材グループを4年間担当し、24年から現職。