汚染防止 : 取り組み
取り組み
廃棄物削減の取り組み(単体)
〈オフィス管理〉
- 分別の徹底によるリサイクル率の維持
- 計画的なオフィス什器管理
〈事業活動〉
- 各種リサイクル法(食品リサイクル法、容器包装リサイクル法、小型家電リサイクル法、建設リサイクル法)の遵守をEMSの運用の中で管理することで、各法令に基づき努力義務事項へも対応を行い、事業活動から発生する廃棄物削減に取り組んでいます。
廃棄ロス削減における(株)ローソンとの取り組み
当社は、当社関連会社の(株)ローソンと共に、近年問題となっている食品の廃棄ロスの削減に向け、AIやデジタルマーケティングを活用した取り組みを実施しています。
2024年5月に、天候・販売実績などの店舗ごとのデータを基にした商品別の需要予測と、それに基づいた商品発注をサポートする次世代発注システム「AI.CO」の全国展開を開始しました。従来のセミオート発注で実現していた品ぞろえ、日々の発注数の推奨に加え、値引きについても一貫して推奨することで、さらなる販売機会ロスと食品ロス(廃棄ロス)の削減につなげています。
三菱食品(株)における廃棄物削減の取り組み
当社子会社の三菱食品(株)では、サプライチェーン上の最適化を目指し、製・配・販連携による各種効率化活動を行っています。メーカー・小売りとの協同による配送の効率化や小売りとの連携による返品削減と在庫適正化に取り組み、配送車両や返品率を削減し、GHGの削減や廃棄物削減につなげています。
サーモン養殖事業におけるライフサイクル分析の活用
当社子会社のCermaq社は、汚染事象を防止するコンティンジェンシープランを整備しており、当社の従業員は、地元当局と連携し迅速な対応のために適切な訓練を受けています。Cermaq社はサーモン養殖事業のライフサイクルについてさまざまな分析を実施しています。
ノルウェーでは、EUが推進している環境フットプリントカテゴリー規制(Product Environmental Footprint Category Rules:PEFCR。製品ライフサイクルの環境負荷算定方法に関わるガイダンス)に沿って、ノルウェー産養殖サーモン製品のライフサイクル(稚魚生産~消費)分析を進めています。
チリおよびカナダでは、第三者による循環経済アセスメントを実施し、スコアを向上させるための対策を検討しています。現在までに、養殖場から発生する資材のリサイクルを行っており、廃棄物をさらに削減するために、アクションを継続していきます。

油濁汚染防止の取り組み
当社では、2012年に油濁リスクに関するガイドラインを策定しました。事業投資先を含めた、当社の油濁事故がもたらす環境負荷を十分に認識の上、油濁事故の未然防止に努めています。取り扱い製品、事業立地などを踏まえ、対象となるプロジェクトを決定し、定期的に油濁リスク調査を行い、油濁事故防止体制・危機管理体制が構築されていることを確認するとともに、これらが周知徹底していることを確認する研修の実施も把握しています。これらを通じ、油濁事故を未然に防止し、適切なリスク管理を徹底しています。また、当社として把握している重大な漏出はありません。