労働慣行(労働基準、労働環境など) : 取り組み

取り組み

(1)公正な採用活動の実施と就業機会の提供

当社にとって最大の資産は「人材」であり、当社では、新卒採用・キャリア採用活動を毎年実施しています。直近の採用実績は以下の通りとなり、昨今の状況も踏まえ、オンラインも活用しながら、日本国内外の大学生・大学院生を対象とした選考を広く実施しています。また適正な選考活動を実施するべく、専門家による研修など、面接委員の教育を毎年実施しています。
また、採用活動に加え、大学生および大学院生へのキャリア教育を目的とした、就業体験型ワークショップを実施しています。
採用実績(単体)は以下リンク先をご参照ください。

(2)“三菱商事らしい働き方”

当社では、自律的でメリハリのある働き方を通じて、各組織と個人が成果・業績の向上を図りながら生産性を高める働き方の実現に取り組んでいます。

事業環境や対面業界が多岐に亘る中、各組織と個人における、より適した働き方に向けた自律的な取り組みを支える制度や施策を導入しています。「働く時間帯」を選ぶフレックスタイム制度を始め、「働く場所」においては在宅勤務や外出先サテライトオフィスでのリモートワークの活用等も全社の取り組みの一環として挙げられます。

また、メリハリのある働き方の追求として、有給休暇取得率70%以上を共通目標として掲げながら計画的な休暇取得の促進を図る他、長時間残業の課題がある組織においては、個別に改善策を策定・実行しています。 その結果、当社単体の2024年度有給休暇取得率は68.4%、月間平均残業時間は31.0時間/月 となりました。

これらの取り組みを通じて、成果に応じた公正な評価がなされる組織風土・文化を育みながら、多様な人材が活躍できる環境をつくっていきます。

(3)人権の尊重

当社は、企業行動指針において人権の尊重をうたうとともに、三菱商事役職員行動規範・三菱商事社会憲章に、「人権の尊重」「差別・ハラスメントの禁止」「人種、肌の色、信条、宗教、性別、性自認、性的指向、国籍、年齢、出身、心身の障がい、病気など事由のいかんを問わず差別の禁止」「各国・地域の文化・慣習・言語の尊重」などを明記しています。

「ハラスメント防止の為の基本方針」を策定、広く周知しています。セクハラ、パワハラの他、いわゆるマタハラ(妊娠・出産・育児休業・介護休業などを理由とする不利益取り扱い)や、LGBTなどの性的指向や性自認にかかわらず性的な言動もハラスメントに該当する旨、基本方針に明記しています。
また、社内外に相談窓口を設置し、メール・電話・対面などで、いつでも相談できる体制を整えています。

新入社員全員に対し人権啓発研修を実施する他、毎年全職員にeラーニングを実施しています。
また、部長・リーダー就任時などには、ハラスメントに重点を置いた講義を実施しています。

関連会社に出向する社員に対しても人権研修(強制労働・児童労働の禁止など)を実施するなど、連結ベースでの対応を行っています。