ステークホルダーエンゲージメント : 従業員組合
1. 執行委員長メッセージ
組合員にとって会社とはどんな場所か?
人材の流動性が高まり、会社としても人材・キャリアの多様性を追求しているなかで、社員1人ひとりにとって職場とは「長期的に良くしていくもの」から「いまこの瞬間の利益を最大化する場所」に無意識的に変わってきている側面があるのではないかと感じています。
一方、多様な人材を受け入れるという観点で個別性を尊重することの重要性は議論を待ちませんが、「個々人の自己実現にとってのベストの追及」が必ずしも「中長期視点での会社にとってのベスト」とはアラインしないかもしれません。
56期の組合活動では、こうした時代の変化のなかで改めて「組合活動が大切にすべきこと」を皆さんと一緒に問い直すと共に、組合員の皆さんの声を大事にした活動を展開していきます。
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56期活動方針 -

三菱商事従業員組合の第56期専従メンバー
三菱商事では、「社員が生き生きと働ける環境づくり」のため、組合員の団結によって、
- 労働条件の維持改善並びに経済的社会的地位の向上を図ると共に、
- 組合員の総意を会社の経営に反映させ、その健全な発展に寄与し、併せて会社の公共的使命の達成に資することを
目的とし、従業員組合との積極的な対話により社員の声を反映した施策の策定・実行を進めています。
2. 組織概要
三菱商事従業員組合は1970年に結成され、現在設立56期目です。2025年10月初旬時点の組合員数は2,717人、会社との協定による有資格者は全員が加入しています。専従4人のほか、各部門や支社などに設置した9支部から選出された代議員52人(執行委員18人を含む)が中心となり、さまざまな取り組みが行われています。

3. 組織の機能と会社との定期会合
三菱商事従業員組合は、以下機能を有していることが特徴です。
- 人事制度を含めた経営諸施策に現場の声を反映させる為の牽制・提案機能
- 労使で合意し、会社が導入した各種人事制度をより深く現場に浸透させるためのサポート機能
これら機能を発揮するべく、大きく以下2つの労使間会合の場を定期的に設営しています。
① 部・室、本部、部門・営業クループといった組織単位での労使懇談会(最終的に社長との会を年に1回開催)
② 専門部会(全組合員共通のテーマに基づき、部門・営業グループ横断メンバーで構成)を軸に実施する労使間協議
